と会社で会議中、言われた。「いやー、全然」と答えたら、なんと拍手をもらった?
ある業務に関して、組織を超えて他部署の仕事をそこの担当がいない時にやってもらう構えにしてるのだが、それが納得がいかない人への説明が必要となった。基本は業務上の指示なので、とくに説明は不要なのだが、どうもその人とその監督者の間が少しこじれてしまったようで、その次第となった。
職場の安全衛生向上、製品の不良低減・品質向上、コスト低減、生産性向上、環境負荷低減、人材育成、設備投資、マネジメント向上、企業の社会的責任(CSR)、などなど、本来の業務でごたごたしているところ、上のような事もまま起きる。で、まだ相手が来ていない時に、その監督者が、「大変ですね」とあいなったわけである。一瞬の間もおかず、「いやー、全然」と答えたもんだから、もう一人の監督者と拍手となったわけである。
実は、一瞬に判断して、答えたのである。それは、大変、大変というけれど、このブログで書いているように、じつは人間なんて大したことは全然していない、という不埒な認識をしているもんだから、世の中に大変なことなんかあるもんか!と言う判定をしたのである。
世に、不便なこと、気に入らないこと、不安なこと、危険なこと、やりたくないこと、関わりたくないこと、避けたい事、はあるだろう。でも、どれも大変なことじゃない、たいしたことじゃない。人生全うすれば、もはや関知できなくなる。生きている間に、外界からの刺激を脳が判断するだけである。そして、手足口体を使って何かするだけである。
なんであれ、生きているうちのことは、受け入れても、受け入れなくても、所詮、土に帰れば、その差は判別できない。
そう、自分が大きく振幅を取るのを、山谷を巡るのを、顔がゆがんだりゆるんだりするのを、味わえば良い。
たいしたことかもしれない。たいしたことではないかもしれない。
俺に言わせりゃ、たいしたことは何もない。
ただ、それを踏まえたうえで、自分の価値観ができれば、真実を見分けられるようでありたい、とは思っている。
大変ですか?と聞かれたら、全然と答えて、ただ向かって行く。