そろそろ年賀状の季節? でもないよね。ハロウィーンはまだだし、クリスマスははるか彼方だし。ただ、写真アルバムを見ていたら懐かしかったので、今日から昔の年賀状シリーズでもいってみようかな。
我が家は、いつも旅行の写真をアレンジして作っている。これは2011年用の英国ストーンヘンジとウェッジウッドの体験陶芸の年のもの。
こう見えて、商売にはしていないが、デザインは得意なのです。ちょっと鼻に付く解説をしますので、我慢してね。
Englandなので、国旗の白と赤をうまく使いたい。天気悪い灰色の空、黒い石とあわせて、全体のトーンをモノクロにしてシックにして、赤をアクセントにして全体を締める。
ストーンヘンジを左右対称に画面下側に配し、バランスと安定感を得る。空を大きく取り開放感と広がりを演出。文言は空から逆円錐状に降ろし、ストーンヘンジに収斂するように緊張感を高める。実は日本向けには年賀状、海外の友人向けにはクリスマスカードとして使い一石二鳥にしている。ここに乗せたのは英語版で、ピリオドを一点だけ先端に置き三角形の角を強調。
近影の夫婦の写真(ご愛嬌)とお約束の干支の兎は4隅に配す。
ハガキ一枚の大きさでも、かなりの世界観を表現できるね。
で、余白のところに、直筆でご挨拶などを書くと、ぬくもり感のある完璧なオリジナルとして完成する。
毎年、元旦配達締め切りギリギリまで、苦悶しながらアイデアを練り、レイアウトを繰り返し、楽しんでいる。