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(写真と文とは関係ありません)
通勤の途中で良く、老齢の方の散歩に出会う。夜は遅いので、早朝が多い。両足をすり足にしてなかなか前進しないおじいさんや、脳梗塞の後遺症か片足を引きずりながら歩くおじいさん。表情が死んだようなおばあさん。ちっこい犬をつれていたり、夫婦連れだったり。
そういう方々を見ると元気が出てくる。体が言うことを利かなくならないうちに、体が心に付いて来れるうちに、気力がなえてしまわないうちに、今やろうと思えてくる。
引退を楽しみにしている人がいる。でも、それは、僕はたぶん退屈だろう。今忙しい中で、とりあえず、その日は終えて帰路の途中、これが引退していて、明日することがぱっと思い浮かばないとしたら、と考えると、もう途方に暮れる。たいへんでも、明日はやることがある、それが張りになっているようだ。
みんなも忙しいだろう。それでいいんだ。その中での楽しみが、本当の楽しみ。心底楽しめるのは、忙しいときだけだ。有り余る時間があれば、きっと本当は楽しくないのだろう。有り余る時間の中では、楽しみも苦痛になってくるかもしれない。
うーん、仕事中毒だろうか。いや、違う。退屈恐怖症だろう。仕事でも、趣味でも、私事でも、苦痛でも、苦手でも、嫌悪しても、やることがある。それでいい。それがいい。そして、お楽しみがある。明日になれば、嫌なことがある。でも、明日何もすることがないより良い。
うーん、今日は、一皮むけた気がする。