畠中恵の大ヒット作「しゃばけ」の舞台見てきました。
いやー、今まで見た舞台の中で、最高の一番でしょうか。(音楽に比べ、あんまり舞台は見て無いけど)
原作の主人公は、10歳ぐらい?を40歳に置き換えて、松竹新喜劇のような、吉本新喜劇のような、インド映画の突然全員で歌い踊りだすような、漫才があるような、お涙頂戴有り、しつこいネタあり、本でもなく、テレビでも無く、映画でも無く、まさに舞台ならではの面白い仕掛けがたくさん。これは、脚本と演出がとことん練れらている。登場人物のキャラクターも大勢いるが、各々しっかり作りこまれて、各々が持ち味の笑いを取るようになっている。
いやー、いいものを見せてもらいました。
しゃばけシリーズの本はたくさん出ているが、これは一作目をベースにしている。原作は、江戸時代が舞台で、体の弱い薬種問屋の若旦那が、妖怪変化のからむ謎を解いて行く、ミステリである。雰囲気は、ほんわかとしており、主人公の人の良さと愛嬌のある妖怪のいたずらが楽しい。
もう、東京公演は終わったが、大阪と金沢にも行くらしい。もし、チャンスがあればどうぞ。後悔はしませんよ。
ただし、原作は一応読んでおいたほうが、数倍楽しめるかも。