クワトロ郎

人生の彩りをアレコレ描いたり、歌ったり、知恵しぼったり、
牛乳しぼったり、  ん?  てな具合で
オヤジギャグ三昧

クラシックギター再び

2014-02-26 23:25:25 | ♪音楽

あんなに馬鹿にしていたハカランダ(ブラジル産のローズウッドという木)を使っているギター。発見がありました。

フォークギターの世界ではもうほとんど新作のギターには使われていない。なぜならば、ワシントン条約で輸出入が禁止されている、という情報を持っていました。しかしながら、クラシックギターの世界では、まだまだ新作ギターにどしどし使われています。ハカランダを使ったフォークギターはそれこそ新車が買える位の値段ですが、クラシックは大分年式の行った中古車程度の値段です。なんか、おかしいな。まだ、詳しい業界の情報をつかんでいないかもしれない。

ということはさておき、ハカランダを使ったクラシックギターを、親父の面倒見に帰省した往路の途中、小一時間ほど時間があったので、○澤楽器で弾いてみました。

音が大きい。低音が良く出る。これらは、ハードウェアとしての道具の特性値(音量、音質)の限界が広がるということ。ソフトウェア(いわゆる腕)に取って、その受け止め側の限界が大きくなるということ。やっぱり、下手が弾けば、そのレベル。上手が弾けば、そのレベル。それがつまびらかになる、ということを再確認しました。

普通のローズウッド(ブラジル以外)のギターは、弾いていてなんとなく、見通しがきいてしまった、という感じがしますが、ハカランダは、どこまで行ってもまだまだ弾き足りない、表現しきれない、底にたどり着いていない、天井につかえていない、音色を全て使い切っていない、なんとも自分の力は出し切っているけれど、まだまだやることはたくさんあって見当がつかない。そんな感じです。単に音がいい、とか言うことではないです。自分の音を映す鏡として、100%映してくれて、しかも、まだまだ伸びしろを感じさせてくれ、もっともっと練習というか表現し足りない部分を、なんとしても表現して行きたい、と思わせてくれます。

ということで、決まりました。クラシックのハカランダを買いに行きます。そして、下取りは、マーチンのD18GE(フォークギター)、ギブソンレスポール(エレキ)、スタインバーガー(エレキ)、松岡(クラシック)、ヤマハパシフィカ(エレキ)、イバニーズ(ベース)。これで一気に5本減ります。究極のギター3本化計画、エレキ1本、フォーク1本、クラシック1本に大分近づきます。RS GUITARWORKSのストラト(エレキ)、マーチン00-18V(フォーク)、新規購入クラシック、携帯フォーク、実家置きフォーク、ヤマハサイレントクラシックの6本か、まだ。

ただし、意味的にはほぼ目的を達していると言えます。携帯フォークは山登り用。実家置きフォークは、帰省時のボランティア演奏用。サイレントはマンションの夜間練習用。よって、メインは3本、ほぼ目的達成と言ってよいでしょう。ギターをたくさん持つ人を馬鹿にしてきましたが、これでやっと自分のことを棚に上げなくてもよさそうです。

そして、どれか1本にしろ、と言われたら、迷うこと無く、クラシックが残ります。表現力の幅、コントロールの繊細さ、人肌の暖かさ、まさに人と一体化しています。前に、自分がギターであることに気づいたと述べましたが、まさにその通り。ギターは人です。人がギターです。

そういう境地を感じさせてくれるクラシックギターが人生の1本。

という発見でした。

(考えを文にする、ということは大事ですね)