IT営業をやっている人が考えてること

●日本の株が中心の投資。ルール決めずにテキトーにやって、テキトーに儲けるスタイル。

クラウドの続きの話

2017-09-08 02:21:10 | IT営業(BtoB)

昨日の記事。 クラウドのこと

クラウド化の目的は4つ。

①資産を持たない ②運用を任せる ③システムの可用性アップ ④TCOの削減

一般的にはこんな感じ。

では社内のインフラをクラウド化すれば、狙う目的は果たせるか、オンプレとの比較で考えてみる。

 

①資産を持たない。→これはオンプレでサーバーを買ってしまうと、資産化されるからクラウドにすることで会計上は費用計上される。

そのため、オンプレに比べればこの点ではメリットと言える。

余談だが、以前にクラウドサービスを導入頂いた客に、会計上どういう科目で処理したらいいか聞かれた。

知り合いの会計士さんに聞いたら、適当な科目がなければ「雑費」だそう。

雑費が多いのもおかしいから、内訳でシステム利用料とその他のいわゆる雑費を分けた方がいいとのことだった。

 

②運用も任せる。→これはクラウドのメリットといわれるけど、オンプレの場合でもはっきりいって運用を任せることはできる

からあんまりメリットになりえないと感じている。ただし、契約に掛かる事務手続きは楽。オンプレだと、サーバーと、その上に

のる細かいソフトエア(例えば ウイルス対策とかバックアップとかDBなどなど)ごとに保守契約をしなければならないので

面倒くさい。クラウドでサービス提供しているものであれば、契約手続き、毎年の更新手続きは楽。

 

③システムの可用性アップ→これもクラウドのメリットと良く言われる。でも正直、オンプレでも仮想環境にして冗長化

してしまえばなんてことない。なのでオンプレとイーブン。

 

④TCOの削減。→ これは実ははっきりいって、オンプレの方がTCOが低くなることが多いと感じる。構成とか運用の

レベルとか、乗っかるアプリケーションとかで違いは出てくるけど。何でかっていうと、単純にサーバーが安くて高性能に

なってきているから。初期費用はもちろんクラウドの方が安くなるけど、ランニングが高い。それで2,3年でさくっと

ブレークイーブンしてくる。よくいう5年TCOだと大体オンプレが勝っちゃう。

 

クラウドのダメ出し大会ではない。要するに客が何を望んでいるかを良く見極めての提案が必要だということ。

 

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クラウドについて

2017-09-06 22:56:26 | IT営業(BtoB)

■クラウドが必須提案に!


最近、顧客がRFPなどでインフラは「クラウドで」と指定してくるケースが多くなってきた。

そうすると、インフラは「クラウド」ですね、じゃあ、AWSにしますかAzurにしますか、

それともご指定のサービスはありますか?というような話になる。

果たして、それでいいのか。

結局、クラウドにする目的は何なのか。顧客がクラウドに求めるものは何か。そこを良く考え

ないといけないと思う。

 

■クラウド化する目的は何か?


①資産を持たないようにする。

②運用を任せたい。

③システムの可用性を上げたい

④TCOを削減したい。

 

主に目的はこのようなことではないかと考えている。

 

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場当たり的な

2017-09-05 23:53:33 | IT営業(BtoB)

今期のはじめ、見積の承認をもらうセクションの責任者、値引きには厳しかった。

例え、他社に提案の内容が勝てていないと話しても、金額は強気だった。他社より

提案内容が劣るのは、営業のせいだと言いたげだった。

 

結果、上期はどんどん案件をロストした。確かに営業の責任はあるかもしれない。

ただし、一営業の権限なんてたかがしれたもの。自分は明らかにそこの方針が

ちょっと違う方向に行っていた結果だと思う。

 

そんなもんだから、ここに来て仕事がなくエンジニアが遊びかけている。当然、

数字の見通しも厳しい。そうすると、今度は大幅ディスカウントしてでも何として

でも取りにいけという方針になった。なんと場当たり的な。

 

ここにいて自分の成長につながるのか、非常に疑問に思う今日このごろである。

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提案で大事なこと

2016-10-31 02:35:49 | IT営業(BtoB)
提案する時は何かしら社内調整がある。
提案する製品、ソリューションに関連する部署とのヨコの連携。
決裁を取るための上司とのタテの連携。

その調整の仕方は提案規模によって異なると前に書いた。

http://blog.goo.ne.jp/qrooklyn51/e/f9dc1a0641cda27dec4c306559110a26

今日はそれに関連して顧客への提案という視点で大事なことが規模によって、どう異なるかという話。


全体が1~2億円という場合、提案のメリットが重要なポイント。つまりwhyの部分。なぜこのシステムを入れるといいか、それはこんないいことがあるからですという話の組み立て。

全体が5~10億円規模になった場合は、どうやってそのシステムを作るか(プロジェクトの進め方)が重要なポイント。Howの部分。それぐらいデカい規模になると、きちんとシステムを作り切れるかということの重要。

もちろん、
1~2億の場合でもHowは重要。基本的なスケジュールや、そのスケジュールをどういう手法で進めて、どう管理していくかという基本的なことは必要。
それと同じく5~10億でもWhyは重要。どういうメリットがあるかはきちんと書かないといけない。

ただ割合としてどこが重要なポイントかということ。
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超大手と大手SIヤーの違い

2016-10-25 07:41:29 | IT営業(BtoB)
売上数千億の大手SIヤーにもなるとそれなりの社員数もいるし管理体制もしっかりしてくる。ただやはり兆を超える超大手SIヤーとは差がある。

具体的にはリソースと管理体制。

リソースは人が多いだけでなく、質の問題。もっというとPMクラスの人数が全然違う認識。
管理体制とは定性的なもののようだけど、一ヶ月に何人月投入できるか。ここが全然違う。
例えば、同じ500人月の開発でも一ヶ月に50人までなら開発期間は10ヶ月かかるが、100人でいけるなら5ヶ月でいける。そこが全然違うんだろう。


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