アイザック・アシモフ氏が、同名の本を最初に出版したのは、1950年のこと。
その中で、私がもっとも好きな、深い赤色の瞳を持つ子守り役の「ロビー」の話は、1939年に発表されている。
最近、W.スミス主演で、この作品に「インスパイア」された同名の映画が公開されたが、個人的には比べものにならない。
ところで、この本の中の時代設定は、その愛すべき「ロビー」の登場は、1998年になっている。
現実には、初めてロボットが「市販」されたのが、1999年5月11日の「アイボ」であるから、現実は、小説にかなり後れを取っていることになる。
しかも、「犬型」なので、尚更だ。
しかし、この「アイボ」の登場によって、「ロボット」が商品になりうる、と言うことが証明されたのだ。
これを契機に、いろんなメーカーが「ロボット」に参入した。
だが、「アイボ」が、自称「エンターテーメントロボット」、ぶっちゃけ「愛玩用」だからこそ、商品化できたのに対して、もともと「ロボット」というものについて回っている「汎用性」というイメージが、邪魔をして、その後、なかなか「アイボ」に匹敵する「ロボット」は、出なかった。
その「長い産みの苦しみ」を経て、やっと「ホーム・ロボット」というコンセプトで販売されたのが、この「三菱重工」の「wakamaru」だ。
ご覧の通りの人型で、やっとアシモフの世界に追いついた感がある。
だが、残念ながら、この「wakamaru」君は、二足歩行ではなく、「ホーム・ロボット」とはいえ、お使いや洗濯など、何でもやってくれる「万能ロボット」には、ちと遠い。
本当の意味で「家庭」にロボットが来る日は、まだまだ先なのだろう。
だがしかし、この「wakamaru」君、9月16日からの第一次予約販売では、1,570,000円という価格にもかかわらず、100台完売し、現在、第二次募集中とのこと。
みんなの関心は、有るのである。
何時の日にか、あなたの家にもロボットが来るかもしれない。
まだまだ、おしりのマシンガンや目の光線は出ないかもしれないが、その時は優しくしてやって欲しい。
「ロボット三原則」により、人に服従するしかない彼らは、とてもナイーブなのだから。
え?どういう意味か、判らない?!
そんな方は、是非、アイザック・アシモフの原作をお読み下さい。
間違っても、W.スミスの映画を見ちゃぁ、ダメですよ。
ちなみに・・・家庭に人型ロボットが普通にはいるようになるのと、飼い主に飽きられた「野良アイボ」が、繁殖するのは、どちらが早いのだろうねぇ?!
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アイボは何てったって、S○ny製品ですからっ!
繁殖しても、保証期間が過ぎるととたんに止まるでしょう!
所謂、S○nyタイマーっう(ry
これは、ひょっとしたら、人類存亡の危機に発wtkgad@m※!