不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

「我はロボット・・・」

2005年11月22日 00時21分41秒 | Life

 アイザック・アシモフ氏が、同名の本を最初に出版したのは、1950年のこと。
 その中で、私がもっとも好きな、深い赤色の瞳を持つ子守り役の「ロビー」の話は、1939年に発表されている。
 最近、W.スミス主演で、この作品に「インスパイア」された同名の映画が公開されたが、個人的には比べものにならない。

 ところで、この本の中の時代設定は、その愛すべき「ロビー」の登場は、1998年になっている。
 現実には、初めてロボットが「市販」されたのが、1999年5月11日の「アイボ」であるから、現実は、小説にかなり後れを取っていることになる。
 しかも、「犬型」なので、尚更だ。

 しかし、この「アイボ」の登場によって、「ロボット」が商品になりうる、と言うことが証明されたのだ。
 これを契機に、いろんなメーカーが「ロボット」に参入した。

 だが、「アイボ」が、自称「エンターテーメントロボット」、ぶっちゃけ「愛玩用」だからこそ、商品化できたのに対して、もともと「ロボット」というものについて回っている「汎用性」というイメージが、邪魔をして、その後、なかなか「アイボ」に匹敵する「ロボット」は、出なかった。
 
 その「長い産みの苦しみ」を経て、やっと「ホーム・ロボット」というコンセプトで販売されたのが、この「三菱重工」「wakamaru」だ。
 
 ご覧の通りの人型で、やっとアシモフの世界に追いついた感がある。
 だが、残念ながら、この「wakamaru」君は、二足歩行ではなく、「ホーム・ロボット」とはいえ、お使いや洗濯など、何でもやってくれる「万能ロボット」には、ちと遠い。
 本当の意味で「家庭」にロボットが来る日は、まだまだ先なのだろう。

 だがしかし、この「wakamaru」君、9月16日からの第一次予約販売では、1,570,000円という価格にもかかわらず、100台完売し、現在、第二次募集中とのこと。
 みんなの関心は、有るのである。

 何時の日にか、あなたの家にもロボットが来るかもしれない。
 まだまだ、おしりのマシンガンや目の光線は出ないかもしれないが、その時は優しくしてやって欲しい。
「ロボット三原則」により、人に服従するしかない彼らは、とてもナイーブなのだから。
 え?どういう意味か、判らない?!
 そんな方は、是非、アイザック・アシモフの原作をお読み下さい。
 間違っても、W.スミスの映画を見ちゃぁ、ダメですよ。


 ちなみに・・・家庭に人型ロボットが普通にはいるようになるのと、飼い主に飽きられた「野良アイボ」が、繁殖するのは、どちらが早いのだろうねぇ?!



われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
だいじょうぶですっ! (ぷよぱぱ)
2005-11-25 01:40:54
★ken@携帯さん

 アイボは何てったって、S○ny製品ですからっ!

 繁殖しても、保証期間が過ぎるととたんに止まるでしょう!

 所謂、S○nyタイマーっう(ry 
返信する
Unknown (Ken@携帯)
2005-11-23 20:17:30
やはり、野生化した野良アイボは、繁殖するですか!?

これは、ひょっとしたら、人類存亡の危機に発wtkgad@m※!
返信する

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