東映の山崎正之が投手としての喜びを四年ぶりに味わった。山崎は法大時代はエースとして大活躍、三十六年巨人へ入団、その年に九勝五敗と順調なスタートを切った。しかし翌年は一勝もできなかった。そんなことで三十八年から打力を買われて外野手に転向した。そしてことし東映に移ってからも代打要員の一人だった。
ところが東映の投手陣は土橋、久保田らが不調で火の車、五月中旬に水原監督はたまりかねて山崎を再び投手に転向させた。山崎は投手に戻ってこの夜が三度目の登板だが、これまでの二度はいずれも敗戦処理で先発は初めて。にもかかわらず九回をスイスイと投げきってしまった。そのうえ打っては二回に与田投手から右翼席へ見事な一発を放つ付録までつけた。
山崎は水をうまそうに飲んだあとロビーで報道陣に囲まれた。うれしさで胸いっぱいの正月がいっぺんに訪れ内容がぴったり当てはまったのだから無理もない「まさか完投できるとは思わなかった。ただ夢中で投げた。七回になってようやく意識するようになった。先日はカーブを打たれたのできょうは投げなかった。スピードはかなりあうような気がした。それとスライダーとカーブだけではダメなので、落ちる球を要所要所で使った。それがよかったようだ。」という。
「何年ぶりだろうな。こんなうれしい気持ちになったのは・・・。投手に戻ってつくづくよかったと思う。投手に投手にイロ気はもっていたが、なにしろ二年以上もブランクがあったのでね。監督の英断に感謝している」と真情を打明ける。
本塁打を打ったことについては「まだほんとうの投手になっていないので、あれくらいのことはしなくちゃ」。
ところが東映の投手陣は土橋、久保田らが不調で火の車、五月中旬に水原監督はたまりかねて山崎を再び投手に転向させた。山崎は投手に戻ってこの夜が三度目の登板だが、これまでの二度はいずれも敗戦処理で先発は初めて。にもかかわらず九回をスイスイと投げきってしまった。そのうえ打っては二回に与田投手から右翼席へ見事な一発を放つ付録までつけた。
山崎は水をうまそうに飲んだあとロビーで報道陣に囲まれた。うれしさで胸いっぱいの正月がいっぺんに訪れ内容がぴったり当てはまったのだから無理もない「まさか完投できるとは思わなかった。ただ夢中で投げた。七回になってようやく意識するようになった。先日はカーブを打たれたのできょうは投げなかった。スピードはかなりあうような気がした。それとスライダーとカーブだけではダメなので、落ちる球を要所要所で使った。それがよかったようだ。」という。
「何年ぶりだろうな。こんなうれしい気持ちになったのは・・・。投手に戻ってつくづくよかったと思う。投手に投手にイロ気はもっていたが、なにしろ二年以上もブランクがあったのでね。監督の英断に感謝している」と真情を打明ける。
本塁打を打ったことについては「まだほんとうの投手になっていないので、あれくらいのことはしなくちゃ」。
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