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プロ野球 OB投手資料ブログ

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前田勝宏

2024-01-07 10:08:01 | 日記
1993年
ノーワインドからちぎっては投げる剛速球。その威力ときたらまさに、ロケット弾だ。フリー打撃の垣内、中村の両打者がバットに当てるのがやっと。ほとんどボールを前に飛ばすこともできなかった。ブルペンに帰ってからがまた、すごい。実戦形式にカウントを取りながらの投球で、前田は速球、SFF、カーブ、スライダーを交えての投球。いずれもコースぎりぎりに決まり、課題の制球の心配もなし。三人の仮想打者をすべて三振に打ち取ったのだ。「キャンプで最高の出来でしたね。恐らく148㌔は出ていたと思います。SFFも140㌔はマークしていたはずです」と前田は胸を張った。キャンプ当初はフォームが小さいと、杉下投手コーチに注意されたが「もうフォームは完全に自分のものにしました。肩も完ぺき。150㌔の投球ももう少しで披露できるはずです。きょうの投球でプロでもやっていける自信がわきました」MAX157㌔をマークしたことがある日本最速男は、自信満々に言い放った。高倉健、菅原文太が大好きで「義理と人情」の世界にあこがれるパンチ前田。「マウンドに汚れていればいるほど燃える」と火消し役を望む。森投手コーチも「アイツには三人抑えてもらうだけで十分」と、ストッパー専門に育てる予定だ。サイドスローから切れで勝負する鹿取、潮崎に、真っ向勝負の剛腕前田が加入した西武。難攻不落のトリプルストッパーの完成だ。

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