作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

書き出しは五感から

2005-03-01 | 作文
 書き出しの工夫をしたいときは、五感で感じ取ったことから書き始めてみましょう。

<視覚>
 「目の前に真っ白なゲレンデが広がっている。私たちはやっとスキー場に到着した。」
 「空を見上げると、一筋の飛行機雲が東西に伸びていた。いよいよ今日は運動会。」

<聴覚>
 「「おはよう。」先生の明るい声が響いている。今日から新学期だ。」
 「ド、ドーン。大きな花火の音が聞こえてきた。河原にはもうたくさんの人が集まっていた。」

<臭覚>
 「どこからともなく甘い金木犀の香りが漂ってくる。季節はもうすっかり秋だ。」
 「おいしそうなにおい誘われて、私は台所に行ってみた。母が私の大好きなハンバーグを作っている。」

<触覚>
 「あまりの冷たさに、私は思わず手を引っ込めた。その朝、池に氷がはっていたのだ。」
 「わたあめのようにふわりとした感触。我が家に、ついに子犬がやってきた。」

<味覚>
 「口の中いっぱいにあまずっぱい味が広がった。その木の実は思ったよりずっとおいしかった。」
 「とろりととろけるようなおいしさ。僕はゆっくりとその味を楽しんだ。」

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