作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(27)

2011-06-22 | 日記
◆反対意見に対する理解を示す

 今日のポイントは、結びの段落で、自分の意見とは反対の考えに対する理解を示すということです。
 意見は一方的に書けば書くほど説得力を失う面があります。自分がどれほど正しいと思った意見でも、結びの段階で反対意見への理解に言及すると、かえって説得力が増します。
 ただし、反対意見に対する理解をじっくり書きすぎると、意見が分裂したような印象になってしまうので、この部分は、必要最小限にとどめてさらりと書くようにしましょう。
 「確かに」「もちろん」などといった言葉を使って、反対意見に対する理解を示し、逆説の接続詞でつないで、自分の意見を書くとよいでしょう。

【例1】
確かに、物事を一つの方向から深く見ていくこともときには必要である。しかし、物事を多角的に見なければ見えてこない部分も多いものだ。

【例2】
確かに、物の価値をお金に換算して考えるとわかりやすい。しかし、お金に換算できない物の価値というものも大事にするべきだ。


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