「今年のお花見は自粛しましょう。桜は来年も咲きますから」
TVで誰だったか、言っていた。
それで思い出した。
私が老健で働いていた頃のこと・・・
その年は桜の開花が早くて、
利用者さんとお花見に行く予定の日には
もう花は散ってしまっていた。
「残念でしたね~、来年また見に行きましょうね」
何気なく言ったのだが、ある利用者さんに、
「私らには来年なんて無い」
ピシャッと言われてしまった。
自分は当たり前に来年も見られると思っているけど、
これが最後と思って見る人もいるのだと。
いっちょまえに高齢者心理を分かったような気でいたところに
グサッと刺さる言葉だった。
そのかたはお元気に翌年もその翌年も
桜を見られたのだけどね(^-^)
そういえば母も去年の秋、
「紅葉を見るのはこれが最後やろな~」
などと気弱なことを言っていた。
その母には「来んといて。うつさんといて」
と言われている^^;
こんにちは。
元気な時はさほど気にならないですが、
入院中に見た桜は格別でしたよ。
桜は毎年咲くけれど、それを見る人は毎年同じではない、
ということですね。
こんにちは。
確率から言えば若い人ほど来年も桜は見られるし、
見られると思ってるでしょうが・・・
人生、一寸先は闇、何が起こるかわかりませんよ。
普段当たり前に「来年は」とか「また明日ね」とか言ってるけど
果たしてそれは叶うのか?
こんなこと日々考えてられないけど、
お年寄りはそういう考え方をする人もいるのだ、ということです。
同世代だけで固まっていては気づかない部分ですね。
でも、来年の桜は何のわだかまりも無く見たいですね。
桜だけじゃなくてもっと他のこともね。
でもなかなか伝わらないというか、なんとこの自粛令が出てるところでアクティブに動き回ってるのは60代というからびっくりしました。
まあ、時間もお金もあるから、空いてる時にと思ってるのかしら。
ごく一部の人だけだと思いますが。
私も今日、桜見に行ってきましたよ。立ち止まらずに通過するだけ。寒いし強風やけどマスクして。
でも普通にお花見宴会してる人もいてびっくりしました。
来年の桜はみんな普通に見ることができたらいいですね。