明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

毎日登山(´ヘ`;)

2021-10-13 | ひとりごと
「この秋、孫ちゃんに会いに来る予定はある?
 来るならこっちにも寄ってね」
と昨夜、横浜の友だちからLINEあり。

「どうしようか悩み中。
 いまだ感染者が減らない大阪から来た人間に会うの、イヤじゃない?」

「そんなことないわよ~。ワクチンの効果があるうちにみんなで会いましょう。
 また、うちで集まろうよ」

何とも嬉しい言葉
私は、じゃあ行こうかしら という気になりかけている。







「あ、でも今マンションのエレベーターの取り換え工事中だから
 エレベーター使えないの」



新築で買ったマンションも築30年を超え、
ここ数年は外壁やら駐車場やら次々とメンテナンスがあるようだ。
住民も、出入りはあるものの30年ぶん年取って高齢化している。

「昔は幼稚園のバス、今は老健の送迎バスが停まってるわよ」



このマンション、外廊下で横に繋がっているタイプではなく、
向かい合わせの2軒の間に階段とエレベーターがあるタイプ。

外廊下タイプなら、1台のエレベーターが使えなくても
廊下を歩いて別のエレベーターを使うことも出来るが、
このタイプはそうはいかない。階段を使うしかない。
そして、彼女の家は10階建てマンションの最上階、10階だ。

「え~、どうしてるの? 10階まで階段?」
「そうよ、毎日登山 だよー」

エントランスに若い男の子がいて、荷物は運んでくれるらしい。
ゴミ出しもやってくれるらしい。
若い男の子ってのは請負業者が雇っているバイトの子らしい。

「でもね、人間は歩くのよ」

「昇降機を設置してくれるらしいけど誰も乗ってないね。
 10階までだと15分かかるんだって」



「こないだ我が家宛てのヤマトさん、気の毒だったわ~」

だろうね^^;

「書留の郵便屋さんもね。朝の新聞取りに行くのもひと苦労よ」


かといって部屋に籠ってるわけにもいかないよね。足腰衰える。
でも毎日10F上り下りは鍛えるのを通り越してヘビーすぎる。

「荷物扱いでぶん投げてもいいから、おんぶしてもらいなよ若い子に。
 いつまで続くの?」
「今月末まで」
「じゃあ私は行くとしても11月以降にさせていただくわ」

いやはや、年寄り泣かせの話である。