明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

鳥取と島根をうろうろする旅 ②

2019-10-10 | 旅行
2日目。
天気予報では雨かと思われたが大丈夫、降ってない(^-^)v

ホテルの朝食バイキングがおいしいっ!
だいたいビジネスホテルの朝食はイマイチだけど、
ここはメニュー豊富で味もよし。とってもおいしかった。
スムージーまであり。

もし米子でビジネスに泊まるなら(温泉に泊まるだろうけど)
ここ、お勧めです
部屋もきれいだったし、何より駅近。

  → ここ


さぁ今日もバスに揺られて島根県へ、まずは足立美術館へ~。



「足立美術館へ行ったことない人、いる?」
と友だちに訊いても、誰もいない。
関西人はみんな一度は行っている?

行ったことないのは私だけ、というのも、
今回の旅を選んだ理由のひとつだった。
これで汚名返上(?)だ。







絵画も陶芸もさっぱりわからないので、専らお庭を。

みんなが絶賛するわけがわかった。
なんともまぁ見事なお庭だ。
日本庭園ランキング一位だとか。

すごいわ~。よくもまぁこんな広いお庭を作ったものだ。
日々のメンテも大変だろう。

作ったのは地元の実業家、足立氏。
私財をこういうかたちで還元しようと思うこと自体が凡人とは違う。
俗っぽい私など、遺産を狙ってた子が文句言わなかったのかしら、
などと思ってしまう^^;
いやいや、そういう争いがイヤだからこういう形で遺したのかもしれないな。






バスで1時間半ほど走り、出雲大社へ。

快晴で暑い!
足立美術館を出るころ降り始めていた雨が、また晴れた(^-^)v
どうやら晴れ男、晴れ女がいっぱいいるらしい。

出雲大社では専門のガイドさんが付いて説明してくれた。

何といっても目につくのは大きなしめ縄。
10年ぐらいをめどに新しいものに替えるらしいが、10年もたないことが多いと。

いろいろ神様にお願いしてきた。




古代本殿の模型(Wikipediaより拝借しましたm(__)m )

そうそう、ガイドさんから聞いた話だが、
古代の本殿は今の4倍ぐらいの高さ(96m)にあったという説があるそうな。
今の本殿の前を地下深く掘り下げたら大きな木の根っこ(支柱)が出てきて、
この説を裏づける有力な証拠となっているらしい。
ほんとかな?
こんな高いところから神様に見下ろされたら、悪いことはできないね。
地上に舞い降りたUFOみたい(^-^)




参拝を終え、自由昼食。
やっぱり出雲へ来たなら蕎麦を食べようとお蕎麦屋さんへ。

おろしそばを注文。
麺は歯ごたえがあっておいしかったが、やっぱりそばつゆが甘い。
こういうものなのか。

「スタバはないけどスナバ(砂丘)がある」で有名な、鳥取の「すなば珈琲」。
島根にも進出していたので、記念に一杯。
まぁ普通の珈琲だった。







旅の最後は八重垣神社。

スサノヲノミコトがヤマタノオロチを退治してクシナダヒメを守った
という神話で有名、
ここにある「鏡の池」は恋愛成就を占うパワースポットとして
若者に人気の神社だ。

池に占いの紙を浮かべて硬貨を載せる。
早く沈めば早く縁が来て、遅く沈めば縁遠い。
近くで沈めば近い人と、遠くまで流れて沈めば遠くの人と縁があるそうな。


実は私、まだ独身の頃(20代後半)、出雲大社&八重垣神社に来たことがあるんだよね。
その時は体調が最悪で、吐き気がひどくて何も食べられず。
おまけに鏡の池では30分経っても紙は沈まず
心も体もボロボロの惨めな気分で帰ったという、
苦~い思い出があるのだ。
その思い出を払拭したいというのもこの旅を選んだ理由だった。

鏡の池ではあの時のリベンジを!と思ったが、
また沈まなかったら・・・
で、結局ヤメといた。意気地なし^^;

あの時は10円玉を載せたんだったかな・・・まさか1円玉ではなかったはず。
100円玉にしとけばよかった。
500円玉ならあっという間に沈むかもね。
良縁も賽銭次第、ってか(爆)



米子までバスで戻り、来た時同様、伯備線と新幹線で大阪へ。



米子駅に停まっていた境港行きの妖怪列車。
内装も妖怪だらけ。車内放送も妖怪語?らしい。
鉄ちゃんの孫っちが見たら喜びそう。


というわけで、鳥取島根うろうろ旅はおしまい。

今回は、
行きに隣り合わせたのは滋賀県から来たおばちゃん、
帰りは超不愛想な20代と思しき若い女性。

行きはおしゃべりがエンドレスなおばちゃんに閉口し、
帰りはイヤホン突っ込んで「話しかけないで」オーラ全開の女性に
話したくないなら話さなくてもいいけどニコリともしないのはちょっとどうよ、
せめて挨拶ぐらいは笑顔でしようよと憤り・・・。

30名中、若い子はその子だけだったから、
彼女にしてみればショックだっただろうね。
「出雲大社や八重垣神社へなんでジジババが行くねん!」

あまりのショックで血の気も失せて言葉も失い・・・だったのかも。
ちょっとかわいそうなシチュエーションだったな~。
いつかリベンジしてくだされ (^0^)/


静岡や札幌から参加した女性もいた。

静岡の人は前泊し後泊し・・・
単身赴任の夫が帰国するまであと少し。
それまでに行きたいところに行っておくのだと。

札幌の女性はコンサドーレのサポで、
大阪まで試合応援に来たついでに、このツアーに参加したとのこと。
「あと何日か京都で遊んで帰ります。ダンナ?なんとかしてるでしょ」

奥さんを家で介護している男性もいた。
「たまには息抜きしないと」


いろんな人のいろんな人生、垣間見えた一泊二日の旅でありました。