今日はお目々のお話・・・
昨年末からのパッジーの角膜の傷の治療でほぼ治った時から1カ月の検診に専門医に行きました。
傷のほうは治っているのですが、先生の方から 今後の対処として 以下のような話がありました。
(現象←原因 の流れ)
角膜の傷が再三生じる ← 涙が流れてしまうので角膜が傷付きやすい ← 涙が流れ落ちてしまう ← 涙の表面をカバーする油層ができにくい。← 目の縁が内側に反って油分が出にくい
(こういう問題はパグやフレンチブルドッグなど出っぱった目の犬種で抱えるありがちな問題です。)
下の写真がきょうのパッジーの目の接写です。本来、油分の助けを借りて目の表面を涙がおおっていて欲しいところですが、矢印の位置から涙が目頭から流れてしまっています。流れるので涙ヤケも多いってことですね。目の周りも黒っぽい。油の分泌が悪いので目の縁が腫れているそうです。
治療としては・・・
油分の分泌を促進するために、以前も紹介したお目々の温マッサージ。
↓(1)電子レンジで温めるジェルパックで目を温めて油分を柔らかくして分泌を促進します。
↓(2)その後で お目々のマッサージ。ただグリグリ揉むのではなく、瞼を開けたり閉じたりしてあげると良いそうです。
それと目の涙が流れやすいのと目の縁が内側に反って油分が出にくい問題ですが・・・
これは先生 田んぼとあぜ道 に例をたとえました。
目の表面が田んぼ。田んぼを乾かさないために あぜ道へ水を流しすぎないようにすることが大切。
具体的にどういうことかというと、目頭は内部の筋肉などにくっついているのでここを外科的手術で内部から浮かせることにより、構造的に涙が流れにくくなり、目頭からの瞼の引っ張りも減るのでまばたきが物理的に楽になり目を保護しやすくなる。
今後、さらなる加齢で 角膜の傷が今のように 簡単に治らなくなる危惧(角膜の損傷がひどい場合、穴があいてしまったりするそうです)があるので 今のうちに上記の手術で傷の付きにくい目にしておいてあげることは効果的だろうとのことでした。
ついでにコンタクトレンズの考察・・・
コンタクトレンズは後半で使用してきたのRの強いものより、その前に使用したなだらかなカーブの方が眼球に密着しすぎないので良いようです。コンタクトレンズはピッタリしすぎてはダメで涙の上に浮いているような感触であるべきだそうです。ピッタリ密着しすぎはレンズと角膜の間に涙がないってことですからダメですね。コンタクトレンズは外れやすいので出し入れのときに傷をつける危険性を考慮してやはり治療中だけにして常用は止めた方が無難との見解でした。
手術をするか否かは 多面的に熟考の上、どうすることがパッジーに最も良いかを判断したいと思います。
とにかく ”お目々の温マッサージ” を毎日しましょう。 ウ~ル~も今からやっとこうね。
昨日もすご~~く久しぶりにバケッツさんにお邪魔しておりました。パッジー君、ウールちゃんにもお会いできてヤッタ~~な気分でした。今度またゆっくりお話したいです♪
パッジー君の目、手術せずに良い状態が保てるといいですね・・・。
そのうちシャンママお散歩エリアのランチいきましょう!いいとこ教えて下さいね。