Life is Sweet.....

Days with Pudgy & Ooloo Bonzo

今のところ順調なようです。

2019年02月21日 | Weblog

胃の幽門部の拡張手術後、約2週間後のチェックと抜糸にJARMeCに行きました。

↓これは横から撮った映像です。 左が術前の映像で、造影剤投与後2時間経っても腸には少ししか流れず、胃の下にどっぷりと溜まっています。気持ち的にも胃もたれしていると推測されます。一方、右の映像は今日、造影剤投与後15分です。15分ですでに腸に沢山流れ込んでいるのが確認できます。 

↓これは上向きに撮った映像です。どちらも造影剤投与後2時間後で、右が術前で左が今日です、左の写真で腸に流れていて、右のように胃がパンパンに張っていないのがよくわかります。

検査後、先生と一緒に出て来るウ〜ル〜。きょうも入院かとチョット心配げですが・・・

今日は一緒に帰れると確認してホッとしたところです。

従来から問題の肝臓の数値が手術の傷のせいか?悪化していますが、食欲もあり、家の中では活発です。

食事もこれからどこまで元に戻せるか少しづつ様子を見ながら調整する必要があります。ストルバイト結石や膀胱炎の病歴もあるし、皮膚のこともあるのでできるだけ以前の生食に戻したいところですが・・・

とりあえず、胃排出障害は今のところ解消されたようです。よかった。

みなさんご心配いただいてありがとうございました!

We took Ooloo to the vet for suture removal and also she’s been checked by the contrast radiography and the blood test. We can see the contrast material flowed smoothly because the arctation of her gastric outlet got better as of now.   Thanks for your support.

―― 02/20/2019年 通院メモ(JARMeC 日本動物高度医療センター東京院 鈴木敬子 獣医師)  ―――― 

術後約2週間後 造影検査・血液検査・効果確認・抜糸  

(造影検査)

胃の動きも良好で 造影剤を飲ませて15分後で小腸まで流れている。溜まっていないので胃の拡張もない。2時間後の写真の結果も造影剤と餌を混ぜたモノが半分以上腸に移動している。通常全部1~2時間で腸に流れていく普通の犬にくらべれば遅いが大幅に改善している。流れているので胃の拡張もなく胃排出障害の改善は大きく見られる。  

(血液検査)

・タンパク質の数値(アルブミン)は改善さえれている。これは今のストマックケア   処方食のせいかもしれないし、胃の動きが改善されたことで吸収が良くなったかも知れない。 

 もともとウ~ル~は「リンパ管拡張症」で小腸でタンパク質が吸収しにくい。今後以前の食事に戻す場合は、低脂肪の馬肉などを中心にした方が良いかもしれない。

・肝臓の数値が悪化に関しては(2/11比較 ALT 597→967  ALP  2649 → 7420 ) 手術した場所の癒着を剥がしたりしての傷口のせいで治るのに時間がかかっていることが考えられる。  ALPはタイムラグがあって上昇していることもあり今がピークで今後下がって行くことを期待したい。3週間後に再度チェックする。2週間後にかかりつけのHANAPECHAさんでも肝臓の数値を血液検査してもらうように連絡しておく 

・将来的な肝硬変の危惧などもある状況の肝臓なので進行を遅らせる現在からの投薬処置は引き続き必要。

 (食事などに関して)

・徐々にストマックケア・処方食 から元の食事(グゥード・生食)に移行。2週間程度かけて、10% 20% ・・・と暫時少しづつ様子をみながら戻したらどうか? 結果によっては ストマックケア   処方食を今後常時混ぜながらということも考えられる。

・散歩や運動も適宜無理のない範囲で様子をみながら再開。 

(投薬に関して)

 ・鼻腔内の炎症や誤嚥の対策のオーグメンチンは終了  タケプロン(制酸剤)フラジール(胃の粘膜の炎症を抑える) は継続。 サプリも再開して良い。

 (外部での病理検査結果)

 ・手術時の肥厚部分や腫瘤状の粘膜は検査の結果、悪性なモノはない。

次回確認 3/13(水) 12:00 食事抜いて来ること。 


退院しました!

2019年02月13日 | Weblog

きょうは退院の日です。治療の部屋での面会で「きょうも帰れないの?」と言ってる気がします。

ちょっとわかりにくいのですが、流れが悪くパンパンだった胃(右)がすっかり左のようにスリムになっているようです。しばらく重量的に軽い胃の停滞時間が短く負担のかからない処方食で対処していき、暫時状況を見て以前の生食に戻していけたら良いと思っています。

ウチに帰ってきていつもの自分の居場所を確認。 

やっぱりウチはいいな・・・

病院は何匹もいっしょの相部屋で、中には一日中吠えてる子もいて、なかなか休めなかったのでしょう。自分のベッドで爆睡しています。

ということでひとまず退院しました。

みなさんの暖かい応援のお言葉、どうもありがとうございました。これからもがんばります!

Today Ooloo released from the hospital. The vet told it looks she has a good prognosis because the flow of food in her stomach have improved by the operative treatment.

She takes formula meal for a while and we need to check catamnestic observation from now on.  Thank you all for sticking up for Ooloo  ! 

―― 02/12/2019年 通院メモ(JARMeC 日本動物高度医療センター東京院 鈴木敬子 獣医師)  ――――――― 

総括

術後、胃の拡張は収まり食後12時間経過の胃の状況も、以前はぱんぱんだったが、今は食べ物がたまっておらずしぼんでいる。食物の胃の滞留時間は短くなっている。まだ、十二指腸の動きはやや悪いが術後の影響かもしれないので経過を観察していく。排便もコロコロした問題ない排便だった。

今回の手術で通り道を改善したので、併せて重量的に軽い食事(ストマックケア)から再開しているのでこれをしばらく続け、皮膚などにも良い元来の生の食事に戻したら良い。ストマックケアは水につかるとすぐにもろくなる胃の停滞時間が短い食事。

消化器官の改善で、胃炎が治っていくという効果を期待したい。 

手術前、どろっとした鼻水が出ていたので、念のため誤えんを注意して肺のレントゲンを術前と後でとっているが問題ない。

 血液検査の結果

・白血球は術後258→77(X100/ μL)に落ち着いてきた。

・CRP は 1.05. (術前4.05 MG/DL)

・アルブミンも術直後は2.4だったが2.6まで改善している。(G/DL)

・膵リパーゼは389 (U/L)と高いが手術の影響もあるかもしれないので経過観察。

・肝臓の数値は(例えばALT288が術後597)悪化しているが元々の肝臓の問題だけでなく

    麻酔の消えるまで1ヶ月程度かかるので時間をかけて改善していくと思うので経過観察。

 投薬に関して

・従来から投薬しているチラージン(甲状腺)は検査をして引続きするか、掛かり付け医と  

   相談。肝臓のウルソと、従来からの肝臓のためのステロイド(二日に一回)は再開。

・オーグメンチン(抗菌薬)一粒125mgを1日2回

・フラジール(胃の粘膜の炎症を抑える)1/4粒 62.5mg を1日2回

・タケフロン(制酸剤)1回1/2粒 7.5g を1日2回

 食事

・Dr‘s Care ストマックケア   処方食 1日128g. 今はふやかして1日4回に分けて与えているので徐々に変更。

 抜糸

・2/20/2018  12時     造影剤で流れを検査してから、抜糸。食事抜きでくること。

 その他

・従来からのマッサージは継続していい。肌ケアのホットタオルは縫った糸の部分に注意。

・電磁の機械(試用中)は2ヶ月くらい後から再開。

・散歩は抜糸のあとでいいのではないか。

・風呂は抜糸のあと2日後以降から再開

・おやつは抜糸まで禁止

・水の与え方     手術の効果で水を多飲しないと思うので普通にいれておいていいのでは? 


手術が終わりました。

2019年02月05日 | Weblog

ウ〜ル〜の手術が終わりました。狭くなっていた幽門部を広げる施術は成功しました。回復してわかったことですが、一昨年の胆嚢摘出手術で肝臓のところの胆嚢がなくなったスペースの生体検のために肝臓をつまみとった箇所に大網脂肪という胃を吊って支えている脂肪を介して胃が一部癒着している部分があったようです。これが胃の後部を持ち上げているので物理的には胃の流れを妨げている要因となりうるかもしれないとのこと。但しどれだけ悪さをしていたかはわからないところだそうです。これは手術がしやすくなるために一部剥離させたそうでが、全てを剥離させてもまた癒着する可能性が高いのと肝臓や横の総胆管など傷を付けると致命的になる箇所があるのでさわらない方が良いという判断だったようです。とりあえず通りの悪かった幽門部を広げることができたので結果に期待したいところです。

痛い手術だそうで痛みが引くまで2〜3日は要するようです。私達が会ったのは麻酔からの覚醒直後でまだボーッとしていましたが、痛いのでしょうか?ちょっと泣いているような声でうなっていてかわいそうでした。もうすぐ元気な姿を写真に取れると思います。


人生3度目の手術に挑む・・・Just keep your fingers crossed, friends !  

2019年02月02日 | Weblog

ウ〜ル〜の胃排出障害(食べたものがうまく消化して腸まで順調に流れず消化器に負担がかかると共に嘔吐する)の問題ですが、去年のバルーン拡張の効果が一時的であり、幽門部の粘膜部の炎症が治まっていないため、2度目のバルーン拡張をしても幽門部が広がる可能性が低いという見解になりました。

超音波で確認したところ、幽門部の手前に高さ1.5cmの粘膜質の病変(肥厚した粘膜部)もできており、臨床状況からしても胃排出障害は悪化しているので、外科的手術で幽門部を広げ、胃排出障害を解消することにしました。

↓挿絵で解説するとこんな感じです。 具体的にはY字型に幽門部をカットして図のB点をA点にくっつけて縫合することによって結果的に幽門洞を広げます。

きのうの夜は脱水症状が解消されているのに、なぜか元気がなくて心配でした。

よだれが出ていて、チョット食欲がイマイチで ・・・これは胃の流れが悪くうまく消化できずむかむかして気持ちがわるかったので元気がなかったようです。

このところずっと、お腹がグルグル鳴ったり、オナラが臭かったりしたのは胃排出障害のせいだったようです。徐々に悪化してきたのですね。 

人間なら・・・  「なんかさ、お腹が張っちゃって気持ち悪いの・・・食欲もイマイチ・・・」と言うのでしょうが、犬はしゃべりませんし、涙も流さないし悲しい顔もしないのでわかりにくいですね。

生まれて12年も一緒にいて わかりきれないのが 申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ホントは 「辛いよ・・・」っていつも思っていたのかも知れません。

(こうした肥厚性胃炎は短頭種の子に見受けられることが多いようですからフレンチブルドッグの飼い主の方は検診などでチェックされると良いと思います。下の月2日の通院記事は是非お読み下さい。)

手術で入院して しばらく飼い主に会えない日々が続いてかわいそうですが・・・

また帰って来て ガツガツ食事が楽しくできるようにしてあげたいと思います。

避妊手術を含み、人生で3度目の手術に挑みます。

もちろん、高齢でもあるし、手術するからにはそれなりのリスクもありますが、幸い今のところ心臓の動き・肺機能も問題なさそうですし、これまでも手術は成功してその成果があったので きっと今回もうまくいくと信じています・・・ 

ウ〜ル〜は幾度となくこれまでも危機を乗り越えてきた運の強い子ですから、また元気な姿になってくれると思います。   

皆さんもどうぞ応援して下さい!

Regarding Ooloo’s gastric evacuation trouble caused by narrowing of the pylorus,the balloon inflation treated last autumn doesn’t seem it worked well at the moment.

And if she would have another balloon inflation in the near future the chances of recovery would be low. So she need a surgical operation for  expanding the antrum pyloricum.

Probably she will be given surgery Tuesday.  She’s ever been given three surgical operations in her life and she's born lucky !  We are sure she will make a recovery soon.

Just keep your fingers crossed, friends !  

 

―― 01/28/2019年~  通院メモ (Hanapecha 動物病院)  ―――――――――――――――

1/16 飼い主出張のため Let’s さん預け。1/17 嘔吐があり、念のため通院し点滴。その後は治まっているとのことだった。

1/27夕方 タール便がでたのでHanapecha 動物病院へ。超音波で特に新しい異常はない。幽門部の狭窄に関連してと預けられたストレスで胃の出血があったのではないか?特に薬などなし。様子見て。

1/27夜  尚、水を飲むと余った水が少し赤く混じる。歯茎などの問題か?

1/29 嘔吐が4回あり 夕方 異常に水を欲し、 震えがあるので脱水症今日の危惧から 近所のER文京、高橋獣医師に緊急で診てもらう。

脱水症状の傾向がみられるので・・・

点滴で水分補充。注射で胃酸の出すぎを防ぐのと吐きどめ、通常使用のステロイドと同量を注射。このまま今日は餌と水はあたえず明日かかりつけ医に行き診察してもらって下さいとのこと。

1/30 水を異常に飲みたがるのでおそらく脱水気味。検査の結果 電解質の数値が落ちているので脱水症状。(Na   133.   K.  2.0.   Cl. 74 ). あれだけ嘔吐するので体内から水分が失われるのでこうなる。 入院し、効果的な静脈点滴が必要。(多分2日間)

膵臓の数値 リパーゼ が554 と高いが、慢性的な膵炎の影響もあるかもしれないが、嘔吐などで膵臓に一時的に負荷がかかったことによるかもしれない。以降もこの数値の推移は注視。 

―― 02/01/2019年~  通院メモ(Hanapecha 動物病院)  ―――――――――――――――

電解質の数値が改善されている。(Na 146 K. 2.9 Cl 98)リパーゼもやや改善 334 。

一度連れて帰り明日はJARMeCへ。 

夜になって元気がない。夜間Hanapechaの高須院長に電話で相談。嘔吐がなければ急を要さないので、特にそのままあすJARMeCへとのこと。

―― 02/02/2019年 通院メモ(JARMeC 日本動物高度医療センター東京院 鈴木敬子 獣医師)  ―――――――――――――――

本来ならきょうは  造影剤で幽門部の流れをチェックし、その後の対策をどうするか決める予定だったが、ウ~ル~の体調が思わしくないので、まず検査をしてもらう。造影剤は体調が良くないと誤嚥などの危惧があるので今日はしない。

特に顕著な問題は血液検査からは見られない。CRPは4.05でやや高いがおそらく胃など消化管の炎症のせいではないか?

膵臓の数値、リパーゼは Hanapechaさんと検査方法が違うので一概に比較できないが、きょうは144でありJARMeCの数値では正常値の上限が160なのでそれほど大きな問題でもなさそう。

超音波によると胃排出障害は悪化している。幽門部の狭さはほどんど昨秋と変わらないが、食物の胃停滞(鬱滞)は悪化している様子で流れが悪い。ヨダレは胃がパンパンに張っているので恐らく気持ちが悪いせいだろう。元気がないのもそのせいであろう。

胃液がうまく流れていかないなど、腸にも負担がかかり腸内細菌のバランスが乱れている。だからオナラも臭い。

超音波で発見されたが、幽門部手前に高さ1.5cm程度の粘膜病変がある。これは悪性のものでない良性の肥厚した粘膜質の炎症などによるものではないか。(内視鏡などで焼き切ってとれるもの)

前回バルーン拡張から2ヶ月経ち、状況は改善されていない。山口大学の報告例によるとバルーン拡張で粘膜の炎症が引いて幽門部が拡張されたが、ウ~ル~の場合、バルーン拡張後も粘膜の炎症が治まらず、肥厚が改善されなかったので、1度目のバルーン拡張は一時的な効果に終わった。このまま2度目のバルーン拡張をしても前回同様の結果となり、施行の効果がない可能性が高いと思われる。

従って、この状態から脱し、胃から十二指腸への食物の流れを改善していくには外科手術で幽門部を広げる手術が必要。方法はもっとも予後が良いY字型に切って幽門部を広げて縫合する方法が良い。術後は消化管の炎症の治療を飲み薬で並行して治療。

手術の難易度はさほど複雑なものではないが簡単な手術でもない。ただ予後は良好な事例が多い。さほど頻繁に出くわす病気でもないので手術の例はさほど多くないが、JARMeCではここ一年で2件、先天的な幽門部狭窄の生後5カ月くらいの幼犬に施術した。2匹とも予後は良好との報告。肥厚性胃炎はフレンチブルドッグに見られる症状で、短頭種特有のハーハーした呼吸が胃に空気を多量に送ってしまい胃に負担がかかり胃壁が肥厚しがちなことに起因するといわれている。 

外科の獣医と打ち合わせた結果を2/3(日)に電話する。今の予定では、2/4に(月)に飼い主と打ち合わせ確認ののち、2/5(火)の手術となる予定。術前に心肺機能再確認。 術後一日半くらいしてから食事開始。1週間以内に退院。抜糸は2週間後。術前に当面 吐き気抑制剤・制酸剤投薬