Life is Sweet.....

Days with Pudgy & Ooloo Bonzo

そうかあ・・・ことしの夏は冷房切ってお出かけするんだァ。

2020年03月16日 | Weblog

さて、このブログも閉鎖が近づきました。今更ですが、なるべく気づいたことは伝えておこうと思い残しておきます。 

数日前に獣医さんの話をしましたが、具体的な例として 先日、ブリーダーさんとのお話の中でこんな話題がでましたので記しておきます。

あるワンちゃんが一時的にお里帰りをしてきたとき、ブリーダーさんから巣立った時となんとなく表情が違うなあ・・と思って確認したところ、お鼻の穴を広げる手術をしたそうでした。これは外鼻孔の狭窄が気道症候群の要因である場合に施す「外鼻孔拡大術」という手術です。この手術なのですが、気道症候群の要因として大きな要因を占める場合は施術した方がいいのですが、さほどひどくなければ様子を見てもいい場合もあるようです。

実はパッジーがこの外鼻孔拡大術をすべきかどうか悩んだ時がありました。

写真をご覧下さい。彼の鼻腔はこんな感じで狭窄気味でした。明らかに向かって右の鼻腔(向かって左)が細いですよね。

一方、ウ〜ル〜はこの点に関しては問題なくこのように両方ともしっかり鼻腔は空いていました。 

かつて、パッジーの鼻腔拡大をすべきかを先生に確認したところ、先生は「一方が確かに塞がり気味だけれど完全に閉じているわけでないのと、反対側の鼻腔が空いているから必要ないと思います」というアドバイスでした。

それと重要なことを言いました。「拡大手術をするとその子の表情の雰囲気がガラっと変わってしまうことがあるんですよ。ですからやらないで済むならおすすめしないんです」とのことでした。

ところが最近はチョットでも狭窄があると「手術しましょう!と言う獣医が多いそうです。私達も上記を相談したとき、まだ今日のようにインターネットも普及していませんでしたから情報はとても少なく先生の言うとおりにするしかなかったのです。ですからあの時、あの先生が「狭窄・即・手術」な考えの先生だったら手術を依頼したと思います。

確かに、手術で広げた子をみると(まあいわば美容整形ですから)全部が全部ではありませんが、違和感のある子も少なくありません。

気道症候群の要因には狭窄の他にも軟口蓋過長症や喉頭虚脱や気管虚脱などがありますが、フレンチブルドッグなど短頭種は、放置すると夏など命の危機に関わりますから、気道症候群がある場合はなるべく早いうちに外科的に処置した方が良いと思います。

ハアハア、ガアガアやいびきが多かったパッジーはまだ5月なのに熱中症で危険なことがあったので、気道症候群を獣医さんに相談した結果、鼻腔拡大は様子をみて、軟口蓋切除手術だけをしました。これが6才直前の時でした。手術によってこの問題は以降ほぼ解消されました。後でもっと早くやってあげれば良かったと思いましたが、当時は今より短頭種に麻酔をかけるということ自体とてもリスクの高い時代で、実際に麻酔で命を落としてしまった子も少なくなかったので、躊躇して時が経ってしまいました。

軟口蓋切除手術に踏み切ったもう一つのきっかけは、当時、まだ今日のようにインターネット、書籍などでフレンチブルドッグの情報が得にくい時代でしたが、大阪のフレンチブルドッグの洋服を手作業で作っておられた「まーさん」というご自身のフレンチブルドッグを軟口蓋過長が原因でなくした方がおられ、その方は次のワンちゃんに早めの手術をしてあげていました。「まーさん」がブログに記しておられたので、いろいろ相談して、その方がわざわざ東京まで来て施術した上手な先生がいるとのことでその先生に施術してもらいました。(詳細は、2007年8月上旬の頃のこのブログをご参照下さい。)

時代が流れ医学が進歩したことと、いろいろなルートから情報収集できるようになりましたが、依然として獣医は百人十色です。いろいろな側面からアドバイスできる獣医もいれば単に、結果のためイコール手術!という人もいるようです。

ですから、何かの処置をするとき、事前にいろいろな獣医さんに意見を聞くべきですし、その件に関してすでに経験したフレンチブルドッグの飼い主さんの意見を多面的に情報収集することをおすすめいたします。

私達はたまたま、そういう先生に出会えたので良かったですが、出会えなかったら、パッジーの顔も整形顔になってしまっていた可能性もあったわけです。

ブリーダーさんともお話ししましたが、最近は愛犬とお出かけするケースがとても増え、暑い夏でも一緒に出かけてしまうことが多いようで、ハラハラしちゃいますネ。

ちなみにウチは猛暑の東京ですから、夏場は100%冷房、出かけるときは、2カ所の冷房を付けて、万一の停電の時も電力復帰後再度スイッチがオンになるアナログな扇風機をつけ、保冷剤にタオルを敷いて、さらに大きなバットに水を溜めて出かけました。日中の散歩は皆無、夜間もアスファルトの散歩はゼロ。これを貫きました。そしてもしもの時の犬の人工呼吸のやり方もいつでもできるように習得していました。熱中症対策はフレンチブルドッグを飼うときの「いろはのい」です。

気道症候群は一発で命を落とすケースもあり、取り返しがつきません。ご注意下さい。  


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