多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

あざなえる縄の如し

2004-11-05 01:58:03 | Weblog
朝起きたらBush勝利の報。
4年前ほどではないにせよ、結果判明までには長期化・泥沼化を予想した報道も多く、あまりに早い結果判明に拍子抜けされた方も多かったのではないかと思われる。
米国の場合、投票以前に選挙登録を事前にしておく必要があり、これがないと投票の権利も得られないのだが、その登録への妨害やら、情報改ざんやら、人種・宗教的な背景を絡めた謀略・悪行は語り尽くせぬほどあちこちにはびこっているらしい。何がまともな投票結果なのかも分からなくなる。

しかし、KerryはOhio州の暫定票による逆転も無理と判断し、早々「敗北宣言」。
予想外の早さでの潔さだ。その潔さが今後の彼の政治生命にどれだけのプラスとなるのであろうか。ここまで大接戦を演じてきたのであれば、もう一芝居くらいあっても良かったのではないか。極めつけのパフォーマンス合戦が大統領選のひとつの側面であるのなら、役者としてのKerryは一寸物足りなさを感じてしまう。 早くケリ(Kerry)をつけたかったのか?
あまりにも簡単に土俵を割ってしまった、という印象は拭い去れない。

日本時間4日午前中にKerryはBushに再選を祝した電話をしたそうだ。また、Bushもそれに応え、イラク戦争の是非などで二分した米国世論をひとつにまとめるよう努力する、とか言ったそうな。
ラグビーのノーサイドの笛の後の清々しいフェアプレイ、と言いたいところだが、残念ながら何だか安っぽい昔のアメリカ映画を見ているような味気なさが残った。

株式市場は、米国日本とも同じような展開。
いづれも寄り付きでは買いが入りGap Upしたが、買いは持続せず。
Bush敗戦を視野に入れた弱気派投資家が慌てて売り玉の買戻しを行った部分での上昇もあったと思われるが、更に新規でどんどん買い上げるほどの好材料が見込めるわけでもなく、様子見るしかない、という気分になったようだ。表面的には、市場はBush再選歓迎だが、本気で歓迎しているようでもない、という気がした。投資家は自分の金が賭かっている分、極めてこの結果に冷静かつ正直に対応しているようだ。次の材料が何であるのかを見据えようとしているのだろう。


本日(4日)の楽天およびライブドアの株価動向は2日以上に対照的な動きを示した。
楽天 25,000円安の終値770,000円。
ライブドア 53円高の終値446円。 10%以上の高騰だ。
楽天は寄り付き以降ジリ貧、ライブドアはむしろ上昇。
これまでは球界参入でライブドアが劣勢を伝えられ売られ過ぎ状態になったからか、参入決定後はむしろ楽天からライブドアに乗り換える投資家が続出しているのではないか。
楽天については、球界参入による短期のグループビジネスの相乗効果や収益浮揚効果は株価に織り込み済み、或いは、これ以上は期待できない、という解釈なのであろう。
本日の株価動向だけみれば、まさに禍福はあざなえる縄の如し、落ちたのはライブドアではなく、楽天の方であった。


本日は旧交を温める日となった。
昼は会社近くのホテルGにて、嘗て勤務していた会社の先輩と食事を共にする。
現在はコンサルティング会社の名刺を持って主にヘッドハンティングをやっており、個人的にも色々お世話になっているよき先輩である。大統領選挙、最近の雇用情勢、昔の同僚の動向など話は尽きず、あっという間に1時間半が経過していた。
晩は、3年前まで5年間ほど勤務していた別の会社の有志の集まりが麻布十番であり、多くのメンバーとはほぼ1年ぶりに面会。男性4人、女性3人。その会社に残っているのは3人で、私を含めた4人は既に違う会社に移籍している。
女性3人はいずれも容姿端麗、知性豊な「独身」女性である。何と3人のうち2人は離婚経験者とのこと。離婚は遠い他人事という感覚であったが、アメリカ社会並みに日本でも普通のことになって来た、と妙に感心。人間関係のあり方の定義も昔の尺度では収まりきれなくなってきたようだ。
宴会も盛り上がり、今の会社では殆ど飛ばさぬオヤジギャグを飛ばしたところが(懐かしさからか?)偶々受けて、その後はギャグオンパレードであった。日常このところギャグは殆ど飛ばさぬブランクゆえ、キレのなさを自覚した次第であった。
それでも、久しぶりに、皆で頭が痛くなるほど大笑いを続けることが出来た稀有の時間となった。帰宅時間午前1時なり。おじさんには眠たい時刻である。


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