多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

NYのお薦め散歩道 (1) ハドソン河のほとりで

2005-06-06 23:38:32 | New York
東京もだいぶ蒸し暑くなってきた。
このところ地球温暖化やビル熱など、複合的な要因で、東京の夏はもう熱帯雨林並みになってきた。昨年夏には40度の猛暑の日を体験したが、もうとんでもない暑さであった。

さて、そんな中、New York3月初旬の寒い写真をご紹介。
New Yorkerにもあまり話題にはなっていないと思われるが、 「こんな良い散歩道がある‐その1」のご紹介である。

場所は、Ground Zeroにすぐ近いダウンタウンにある今回のホテル・Mariott Fianancial Centerから徒歩で僅か2,3分。すぐにマンハッタン西側のハドソン河にぶつかる。
ここの川べりのプロムナード(散歩道)は綺麗に整備され、街路樹も美しい。
勿論、ハドソン河の雄大な河の流れと対岸に見えるNew Jerseyの真新しい高層ビル群も詩情を誘う景観であった。

また、マンハッタンの最南端、バッテリーパーク方向に向かって進むと、前方にはあの自由の女神像も見えてくる。

訪問当時は早朝に降った白雪がうっすらと積もり、白と黒のそれこそモノトーンの世界であった。気温も氷点下に近く(マア最も向こうでは摂氏ではなく、華氏なのでマイナスにはならないか!)、身も心も引き締まるなか、人通りの少ない静寂と広大な景色を独占しながらの散歩が楽しめた。何と言う満足感だったろう。

寒い早朝の中でも、犬の散歩や、ジョッギングを楽しむ中高年の夫婦など、誰もがまるで映画の俳優・女優のように絵になっていた。自転車に乗って来た若い女性が雪でスリップして、自転車が遥か前方に吹っ飛び、また女性本人も車体から外れて転倒したところに遭遇したが、そのシーンさえ、何か映画の一シーンのようであった。

そういう自分も其処にいるとやはり最後は映画の主人公の気分になったぞい。
古いレンガの高層マンション群にNYを見るも楽し、対岸のNewJerseyの再開発地帯の幾何学的美を見るも良し、プロムナードの樹木の安らぎをベンチに座って感じるも良し。夏なら日向ぼっこだけでも充分楽しめる筈だ。
観光ガイドには載っていないこの隠れた穴場の散歩道、Ground Zeroへの訪問の後などに、是非お薦めしたい。

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