近年、Amazonのマーケットプレイスを利用した
「代引き詐欺」が増加しており、SNS(特にX、旧Twitter)で
被害報告が相次いでいます
この新しいタイプの詐欺では、ユーザーが知らない間に
高額な商品を送りつけられ、支払いを迫られるケースが
見受けられます
代引き詐欺の手口とは?
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ユーザーが商品を注文する
- ユーザーがAmazonのマーケットプレイスで商品を
購入する。この段階では、正当な注文であります
- ユーザーがAmazonのマーケットプレイスで商品を
-
注文がキャンセルされる
- 商品を販売している業者(詐欺業者)が何らかの理由で
注文をキャンセルされます
この時点で、購入者は商品が届かないと思い
特に警戒することはありません。
- 商品を販売している業者(詐欺業者)が何らかの理由で
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詐欺商品が代引きで送られてくる
- キャンセル後、詐欺業者は購入者の住所を悪用し
全く別の、もしくは同じような商品を代引きで送りつけます
しかも、金額は当初の注文金額と同じか
さらに高額なこともあります
- キャンセル後、詐欺業者は購入者の住所を悪用し
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購入者または家族が支払いをする
- 商品を受け取る際、家族が勘違いして代金を
支払ってしまうケースが多いです
- 商品を受け取る際、家族が勘違いして代金を
なぜAmazonは返金しないのか?
重要な点は、この詐欺においてAmazon自体は直接の加害者ではなく
被害者の一部であるということで、
詐欺業者はAmazonのプラットフォームを利用して
購入者の住所情報を手に入れていますが、注文はキャンセルされており
Amazonは現金を受け取っていません。
そのため、Amazonは返金を行う立場にないのです
また、商品が配送される際の決済は配達業者(日本郵便やヤマト運輸など)が
行うため、配送業者も基本的には返金に応じません
このため、万が一詐欺商品を受け取って支払いをしてしまった場合
取り返す手段が非常に限られています
被害を避けるためにできること
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注文キャンセルに注意する
商品の注文がキャンセルされた場合、後日不審な商品が
代引きで届く可能性があります
そのような場合は、決して支払わないことが大切です -
家族に周知する
家族が代金引換で商品を受け取ることが多い家庭では
代引きで商品を受け取る際には
必ず事前に確認を取るように伝えましょう。 -
Amazon以外の情報で確認する
配送時に疑わしい商品が届いた場合、Amazonの購入履歴を
確認しましょう。マーケットプレイスからのキャンセル通知を
受けていた場合は、その後届く商品に警戒することが必要です。 -
不審な商品は受け取らない
注文した覚えのない商品が届いた場合、
配達員にその場で受け取り拒否を伝えましょう。
Amazonにも対策を求める声
Amazonは、詐欺業者をプラットフォームから排除する
責任がありますので、
SNSでは、「詐欺業者のリストを公開してほしい」
「もっと厳格な取り締まりを求める」といった声が上がっています
私たち消費者も自衛する必要があります
いろいろな詐欺手法が巧妙化している現在
十分に警戒しながらネット通販を利用しましょう
万が一被害に遭った場合は、速やかに警察や
消費者センターに相談しましょう。