レプリカのはじまり？その２（ランサー・インプ）

ＷＲＣショップとして順調に発展していったのですが、目標にしていた
フルレプリカを製作するお客様がなかなかいないのが現実、
１～２年は苦労しました。

そして記念すべき１台目のレプリカ製作はＳＴ１８５セリカのカストロール
カラー（後に、自分が所有する事になった車です！）です。
出来上がりを見た時は感動、９６年だったかな～？

そして９７年にランサーエボ４やインプレッサクーペモデルが販売され、
ＷＲＣでも三菱・スバルの活躍もあり盛り上がった年でお客様も一気に増えました。
しかし、レプリカにする事をためらうお客様が多いのが現実で、やっぱり興味は
あってもそこまでする勇気がないのが本音だったと思います。

それでも、来店されるお客様には一生懸命レプリカを勧めていたところ
エボ４のお客様がやってみたいと言ってくれました。
「９７年ツールドコルス　Ｔ・マキネン仕様」出来上がった車をお客様に見せた
第一声は「すげーかっこいい！」と超感動して喜んでくれた事を鮮明に覚えて
います。

このままお店だけで勧めていてもなかなか多くの人には伝わらないと思い、
考えた事は出版社の方に取材をして頂き、全国の人に伝えて反響をみてみたい
と思い雑誌社へ・・・快く取材を承諾して頂きました。

そして雑誌（エボマガジン）が発売されたのですが、なんとカラー６ページに掲載
されていてビックリ！そして反響はというと・・・問合せが殺到しフルレプリカの
依頼も凄く多かったので更にビックリしました。
ここから一気に全国に広がり雑誌の取材も増えました。
当時は本当に珍しかったですからネ。

レプリカを製作する仕事ってすごく夢があって、お客様と喜びを共感出来ると
思い凄くやりがいを感じました。
旅行代理店に勤めていた時の理由も、無形の商品である旅行はお客様に夢を
売る仕事だと思いやりがいを感じてましたから！
レプリカの仕事に出会った事は自分にとって今後を大きく変える出来事でした。

つづく