活性酸素と固体マイナス水素イオン

生活習慣病の原因は活性酸素です。活性酸素と固体マイナス水素イオンと生活習慣病の関わりについて記載します。

悪の象徴の「活性酸素」ですがこんな利点も

2008年10月19日 | Weblog
これまでの説明からでは、「活性酸素」はどう転んでも憎むべき悪玉としか思いません。本当にそうなのでしょうか。よく調査してみると話はそう簡単ではないようなのです。
実は、からだの方もこの活性酸素の強い酸化力を一部利用して生きているのです。それは病原菌や有毒物質などの異物からからだを守る”免疫機能”においてです。

最も顕著な例が「白血球」です。
私達の血液や体液の中には、からだに侵入してきた細菌やカビ、ウィルスなどを退治する白血球やリンパ球といった防衛軍がいます。私達がそこら中にうじゃうじゃいるバイ菌を空気といっしょに吸い込んでも病気にならないのは、これらの防衛軍がバイ菌を捕らえ殺しているからです。その防衛軍が武器として用いるのが、何を隠そうこの「活性酸素」なのです。

白血球は病原菌を捕らえると、活性酸素を吹きかけ、その強力な酸化力で病原菌の細胞を酸化し、溶かしてしまいます。そして、病原菌が多量に侵入してくると、白血球もどんどん増員されます。
けがの後、傷口にたまる膿は、この白血球が病原菌と戦い、見事討ち死にした残骸にほかなりません。「慢性肉芽腫症(まんせいにくげしゅしょう)」という恐ろしい病気があります。これは白血球の一種である「好中球(こうちゅうきゅう)」に活性酸素を作り出す能力が不足していて、病原菌を殺すことができないために、次々といろいろな菌に感染してしまう病気です。本来、「好中球」は、体内に異物が侵入すると真っ先に駆けつけ、活性酸素一家の過酸化水素をつくって、それを塩素と反応させて「次亜塩素酸」という物質に変え、異物に浴びせて撃滅する役割を担っています。この「次亜塩素酸」も強い酸化力を持つフリーラジカルの一種です。

このように、活性酸素はからだの免疫機能になくてはならないものといえます。免疫機能が衰えれば無菌室にでも入らなければ、私達はすぐに病原菌に冒されて死んでしまうことでしょう。また、肝臓という臓器は有害な物質や薬物を解毒していますが、その際も活性酸素の酸化力を利用しています。そして、ある種のホルモンの製造過程でも、活性酸素が発生し、重要な役目を果たしていることもわかっています。
こうしてみると、「活性酸素」というだけで、すべて悪者と決めつけるわけにはいかないようです。私達は、酸素を吸わずには生きていけないように「活性酸素」を利用しなければまた生きてはいけないのです。

ところで、この”免疫機能”の話にはまだ続きがあります。けがをしたとき白血球は傷口から侵入してきたバイ菌に対して、活性酸素を噴出して退治しますが、このとき多量に出された活性酸素が同時に患部のまわりの細胞をも傷つけてしまうのです。傷口のまわりが赤く炎症を起こすのはそのためです。
また、傷口の壊れた組織のタンパク質は通常、タンパク質分解酵素によって片づけられますが、活性酸素によってこの酵素の活動に歯止めがきかなくなることが起きると、酵素が暴走し、炎症が長引く結果となります。
このように、からだは活性酸素の酸化力を生命維持に利用していますが、それは猛獣を自在に操る調教師のように、一歩間違えれば大変危険なリスクを負っているのです。

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