活性酸素と固体マイナス水素イオン

生活習慣病の原因は活性酸素です。活性酸素と固体マイナス水素イオンと生活習慣病の関わりについて記載します。

酸素からなぜ活性酸素へ

2008年10月17日 | Weblog
昭和30年頃まで、未熟児として生まれてきた赤ちゃんが失明する”未熟児網膜症”という病気が続発していました。自力で呼吸することができない未熟児を特別な保育器の中に入れ、酸素吸入をして助けるという処置方法は幼い命を救う最善の策であったはずなのですが、実は高い濃度の「酸素」が赤ちゃんの網膜を傷つけるという恐ろしい副作用を起こしていたのです。
この”未熟児網膜症”の研究の過程で、活性酸素の発生による酸素の毒性が明らかになり、今では酸素濃度が適切に調整されるようになりました。

空気中に酸素は約5分の一含まれており、残りの5分の四は窒素です。この酸素の割合が大きくなると、動物の寿命が短くなったり、植物の種子が発芽しなくなるなどの現象が起こります。さらに、酸素が高濃度になると、人間も頭痛、呼吸困難、けいれんの果て、ついには死亡に至ります。

酸素の害とは、具体的には「物質を酸化しやすい」ということです。さらに詳しくいうと、「活性酸素ができて、それが物質を酸化し、違う物質に変えてしまう」ことにより、細胞本来の機能を失わせ、からだに異常を発生させるということです。そして、この性質はもともと酸素の原子構造によるものであるため、変えられるものではありません。「原子」はすべての物質の基礎になっているもので、簡単にいうと、原子核のまわりにいくつかの電子が回っている構造になっています。それも自由気ままに勝手に飛び回っているのではなく、二個ずつペアになって一つの軌道を回り、そのような軌道が原子核のまわりに形成されているのです。

となれば、人間の恋人同士のように、各軌道にきちんと電子のカップルができている状態が非常に安定した状態となるのですが、片方の電子がどこかえはじけるなり、他の原子にとられるなりして、一つの軌道上に電子が一つだけ(このような電子を「不対電子」といいます)になってしまうと非常に不安定になってしまいます。そこで、必死になって新しいパートナーを探し始めます。そして、適当な相手を見つけ新しいカップルが誕生するのが、おなじみの「化学変化」という現象の本質なのです。

酸素原子は原子核のまわりに8個の電子が飛び回っている構造になっています。この8個の電子が2個づつペアになって4つの軌道をそれぞれ回れば、八方丸くおさまるのですが、人間でもどうしても相性が合わない人がいるように、酸素原子の8個の電子の中にも1つの軌道に入るのが互いにいやな2個の電子がいて、各々一つずつの軌道を孤独に回っています。つまり、2個の不対電子は、別の原子にパートナーを求め、他の原子から電子を略奪し、カップルになろうといつも機をうかがっています。「化学変化」をしたくてたまらないからです。
先に「酸化」とは「物質が酸素と結びつく変化」といいました。この説明はもちろん正しいのですが、物質が酸素と結びつくとき、普通、電子を酸素の不対電子に奪われてしまうので、現在では酸化を「電子を奪われること」というように広く定義されています。したがって、今でいう「酸化」は、必ずしも酸素がなくても起こる現象といえます。



私達が呼吸している酸素分子の化学式はO2です。これは二つの酸素原子(O)の4個の不対電子のうちの2個が1組のカップルになり、やや安定状態に近い形といえます。
あらゆる原子の中で最も小さな原子は水素原子(H)で、水素原子の原子核のまわりには1個の電子しか回っていません。つまり、水素原子には不対電子が1個あるわけですから、二つの原子が結びついて電子が互いにカップルになれば、安定した水素分子(H2)つまり気体の水素になるわけです。また、水の分子(H2O)は、一つの酸素原子の二個の不対電子と二つの水素原子の不対電子が、それぞれカップルになってうまくおさまったものといえます。

しかし、このやや安定している酸素分子に、何らかの原因で他から電子が1個飛び込んできて、片方の不対電子とカップルになると、さて、どうなるでしょう。残された方の不対電子は一人ぽっちで淋しくなり、猛烈にパートナーを捜し始めるのです。このように淋しい不対電子を持っているものを「フリーラジカル」といいます。ラジカルとは「過激な」という意味です。足りない電子を補うため、相手かまわず攻撃を仕掛け、無理矢理に電子を奪い取る過激な一匹狼---それが「フリーラジカル」で、酸素が不対電子を持ってラジカルに変身したものが「活性酸素」なのです。


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