どのような強い者も権力も、流れが変わればあっという間に崩壊してきたのがこれまでの歴史です。平家20年、ナチス20年、、、永遠に続くと思われた絶対権力でさえ、うたかたの泡と消えていきました。
そして現在、大きな流れが二つせめぎ合っています。強制か民意か。強制の中には従来の共産主義的な強制もあれば、金銭支配による現代奴隷制度もあり、従来の社会主義が強制で資本主義社会が自由というものとは違います。
どちらもどのような支配構造も、後がない危機感の中で、強制力を強めています。私のブログでさえ、政府のどこかに通告してやる、、、というようなネトウヨ系の暴言を受けたこともあります。とくに政府批判などしたこともないにも関わらずです。
危機感の増大は強制を強めるのです。日本でも世界のいたるところで、後がない権力サイドが強制力で突破しようとしています。それに対する民意はかつてのように暴動や暴力に訴えたら思うつぼにやられてしまうので、純粋な思いを中心にした流れが大きくなっています。
なんだかおかしいよね、、、なんだか不自由だし、不公平じゃないの、、株で儲けている人以外は、みんな貧しくなっていってない?、、マスコミって気持ち悪くない? 上の人って、嘘言ってない? 仲間だけに儲かる情報が流れてない?
徒党を組むこともなく、大方の民意が強制力を執行する者と、あきらかな違いを見せてきているわけです。この、民意の中に根ずく、なんかおかしいよね、、、の感覚が、さらに多数となり、強制力が何を言っても、やっぱりおかしいよね、、、の民意で取り囲まれてゆく絵が、来年以降の日本や世界の流れになると思います。
教室の中で、暴力的なグループが一見、教室を支配したように見えても、度が過ぎていく中で、「あいつらやっぱりおかしいよね」の流れをどうすることもできなくなっていく。表立って反対したら暴力を振るわれるので何も言わないが、誰一人納得してないムードは段々と増大していき、どうにもならなくなった強制力は逃げ出すしかなくなる、、、
これから世界と日本で起こることも同じようなことだと思います。強制力が人々を強制すれば、誰も表立っては反対しないものの、誰一人、そんなことを信じてないし、しらけ切った顔で政府や役人や政治家を眺めていく中で、強制の執行力を失っていき、ある段階で逃げ出す以外になくなる、、、
今の政権もおそらくそんな最後になる気がします。民意と離れている流れの中での強制力の限界を見せると思います。憲法改正も、消費税10パーセントも、この後に及んで、何の正当性もなくなっている気がします。どんなに必要だと説明されても、みんなしらけ切っている、、、消費税、10パーセント、、、あるわけないじゃない。今度は何に使うつもり、、、と、抵抗とか、反対とかを超えた、おかしくない?との民意に抗しきれなくなっていく、、、そんな時代が来るのです。
強制力の上の方にいたブレジンスキーの言葉だったと思いますが、「インターネットを与えたことは本当に失敗だった」というようなことを言っています。
インターネットで徒党を組んで政権や強制力に立ち向かう場合もありますが、それだとすぐに強制力によって排除されますので、そうした使い方はむしろ強制力にとっては問題ないのです。
しかし、インターネットによって、真実の報道が見られてしまう、、、それが伝わり、段々と大きくなっていき、おかしくない? の民意ができてしまうと、強制力はそれに抗することは難しくなります。
民意の時代とは、何も革命とか労働運動とかとは違うのです。革命や労働運動はむしろ強制力にとって扱いやすい反対勢力であり、問題ないのです。なので、これまでもしてやられてしまってきたわけです。
民意とは、もっと自然で、日常的な感覚です。今の政権、やっぱりおかしいよ、、、という思いの集結であり、それに抗しきれなくなった時点で強制力は突然逃げ出して終わります。
昨日、私は初めてのZoomによるセミナーを行いました。わからないことだらけでしたが、それでも大勢の方にご参加をいただき、本当にうれしかったです。そして思ったのですが、Zoomの便利さもさることながら、これって、海外ともつながるし、仲間とも一緒につながるし、情報交換も一時にできるし、しかも電話料金がかからないわけだよね、、、、との驚きでした。
海外ともただでつながるということは、電話会社の出る幕などなくなるわけです。
こうした民意に沿ったツールが出てきたこと自体、何等かの強制力がかなり落ち込んでいる証拠だと思いました。民意を抑えることなど、もうできない時代に入りつつあるとの確信です。
私はインターネットのパソコン通信時代から何らかの形でかかわってはいますが、実際の機器を扱うことは、最初からあきらめていて、その部分は人にお任せしてきました。そのため、むしろ冷静に情報関連の流れを見てこれた気がします。
トイザラスがダメになり、さらに昨日、アメリカの小売店大手がつぶれました。こうした流れは、もう10年以上前から実は予想できましたし、飛ぶ鳥落とす勢いで人気だった、ミクシーの可能性も大したことないと思ったりしていました。
フェースブックは今なを全盛ですが、フェースブックも便利で素晴らしいツールではありますが、そんなには長くない予感があります。純な民意ではなく、化粧した民意に迎合する流れが気になります。人の見栄の部分にスポットが当てられるような基本的な構造が気になります。もっと言えば、フェースブックの中で、泳がされている感覚とでもいうのでしょうか。
その点、ツイッターは化粧部分が少なく、永遠性はフェースブックよりも上かもしれません。もちろん私の勝手な予想に過ぎませんが。
そして、昨日初めて知ったZoomですが、今後どんな形で発展するかはわかりませんが、潜在的なインパクトは恐ろしいものがあると思います。端的に言って、これがあれば都会は不要、会社組織も不要となる未来が、Zoomの可能性の中にあるからです。
さらに言えば、組織や国家自体のありようを変えてしまう可能性があるものがあります。ご存知のブロックチェーン技術とその展開です。これがその可能性を存分に発揮すれば、国は必要なくなり、銀行は当然なくなり、行政のほとんどが簡略化できます。戸籍制度も大きくかわるでしょうし、根本的で今あるものを根底から吹っ飛ばす力がここにはあります。
人はよく、ああ、、あれもいいよね、、、そうこれも確かに重要だよね、、、という話し方をしますが、それでは何を決断していいのか、最後の最後では頓珍漢なことになります。突破口があるのです。時代を突破する力と可能性を持ったものにシフトしていくか、従来の常識の中で埋没していくかは、今後、個々で問われることになると思います。
私はネット社会は好きではありませんでしたが、Zoomやブロックチェーンが使われるようになれば、社会はあっという間に変わります。本音でないと動かない時代がやってきます。どんな強制力をも、おかしいよね、、、の民意が退かせる時代、、、それって、けっこうユートピアに近づく可能性を秘めていると思います。
ただし、そこに行くまでには、まだまだ色々あるとは思いますが、そんなに先のことでもない気もしています。
来年の運勢を知りたい時期ですが、そこらへんのことを踏まえ、また、来年を占っていきたいと思います。
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