「マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」

              


 たまに無性にマイルス・デイビスが聴きたくなります。そうなると持っているCD全て(60セットくらい)とまではいきませんが、代表的なアルバム40枚以上を通しで流し続けます。


 1952年のブルー・ノート・コンプリートから、1991年のドゥー・バップまで。50年代のジャズらしいマイルス、60年代の成熟期、70年代のエレクトリック、80年代の晩年期と様々な音楽。ジャズを超越したマイルス・デイビスという音楽ジャンルです。


 時代とともに音楽は変わり続けましたが、痺れるようなホーン、クールなサウンドは全時代を通して変わりはありません。アルバムに優劣はなく、あとはその時の好みなのですが、今回は、久しぶりに70年前後のエレクトリック・マイルスが少しうるさく聴こえました。以前は最も好きな時代だったのですが、たまたま今はそうだということです。また次回は変わっていると思います。


 折角なので、今のナンバー1。「カインド・オブ・ブルー」、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」、「プラグド・ニッケル」、「ジャック・ジョンソン」、「アガルタ」、「ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン」などもやはり何度聴いてもよいのですが、ホーンそのものの響きの美しさ、ミルト・ジャクソンのバイブとの連携、心惹かれるメロディなど魅力溢れる「マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」、主に1954年の録音です。




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