「やまとや」(足利市)

          

 ちょっと用事があり、栃木県の足利市に行ってきました。観光で日光方面、餃子で宇都宮に行ったことはありますが、足利は初めてです。最近は無理に地元グルメを食べたりせずに用件が終わるとすぐに帰ることも多いのですが、ここはJR足利駅前に気になる店があったので向かいました。「やまとや」というデカ盛りで有名な店なのですが味もよいと読みました。

 しかし、到着すると入口が塞がれていて店内は暗く、閉店したようです。残念、仕方ないな。でも、OPENって札を掲げたままの閉店も笑えるなと近づくと中で人の気配がします。もしやと思い、戸を押してみると動きません。ガタガタと左に引くと店が・・・やっていました。しかも、お客さん4人います。汚い昔のバーと食堂の中間のようなつくりです。

 先客は、スポーツ新聞を読むか、笑っていいともを見ながら、大盛りの皿にがっついています。ホント凄い量です。

 丼物、炒めモノなど食堂のメニューはいろいろとあるのですが、ここの名物はカツカレーやソースカツ丼のようです。一番高い「上ソースカツ丼」(850円)にしてみました。大盛りは+200円のようですがとても食べられません。

 奥の厨房でガンガン、ジャージャー音がして20分近く待って丼が運ばれてきました。フタが宙に浮いています。凄い量です。後の支払い時に分かったのですが、先客の皆さんはてっきり大盛りを食べているのかと見ていたのですが、どれも普通でした。普通からして凄い盛りになっています。カツカレーは山盛りで、途中でルーを注ぎましょうかと給仕のお母さん(もしかしたら料理も担当?)が出てきて、たっぷり追加で掛けていました。チャーハン、カツ丼も凄い量です。

 カツの塊が3つ。苦しむかと思ったのですが、味が良くて、ちょっと変わった香りの付いた中華風スープもいいアクセントになるので、結構いけます。カツをフタに載せてガシガシ無心で食べました。

 店のサービス精神(心意気)を感じるディープな店でした。美味しくて楽しかった。



          


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