「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22」

          

 テレビシリーズ「エヴァンゲリオン」の新劇場版リメーク4部作の第2作「破」です。

 第1作「序」は劇場で観たのですが、「破」が劇場で公開されていた時期はエヴァモードではなかったのでパス、今回のDVD発売期に合わせてまた気分が盛り上がってきました。

 「序」はテレビ版の映像リメーク、再編集程度で驚きはなかったのですが、「破」は本格的な再構築で映像も実写のようなリアルなシーンもあり、シチュエーションの変更、新キャラ登場とワクワクの展開です。ただ、初めて登場するシーン、人物も違和感なくエヴァになっています。話題の新しいエヴァ搭乗者「真希波・マリ・イラストリアス」は早くもいい味だしています。多くの人がファンになったんではないでしょうか。一緒に観ていた4歳の娘が5号機の眼鏡の人がいいと言っていました。
 使途の映像も全面リニューアルで怪しさ倍増、今回はどれも美しいと思いました。

 いろいろとテレビ版と変更はあるのですが大事な大枠は変わらず、散りばめられた変化球がエヴァファンには堪らなくゾクゾクして面白いです。
 音楽の使い方も下手をすれば安っぽくなるところ、抜群のバランスで切なく効果的です。

 感想を正直に白状するとこの「破」は傑作です。素晴らしい映像、ストーリー、印象的な台詞の数々。もう4回観ましたが観る度にこれまで何気なく見過ごしたシーンに深い意味があることに気付きます。テレビ版で最後まとめを放棄したモヤモヤを少しずつ解消してくれるのでしょうか。
 後は、第3作「Q」と第4作(まとめ)でこれまでの数々の謎を本当に解決してくれるのか、それとも謎は謎で解決しない方法でまとめるのか。テレビ版があまりにも中途半端だったので私は解決を希望します。

 それにしても碇シンジ、レイ、アスカ、渚カヲル、マリとエヴァ搭乗者はキャラが立っていてインパクトが強いです。第4作までにこの5人+αが一体どうなるのか。楽しみです。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「クリスチャ... 「御蔵島産本... »