「香妃園」(六本木)

 
 

 映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」を観ました。絵画もの、実話とくるとパスしたくなるところ、予告編からは爽快な映画の印象があり、これは観なくてはと思っていたのですが、007、スターウォーズを優先しているうちに終了間際となってしまいました。探したところ、午前中に上映しているのは最近いつものTOHOシネマズ六本木ヒルズでした。


 法廷モノのスリリングな理屈のぶつかり合い、第2次世界大戦時のホロコーストの惨劇(ソフィーの選択が何度か頭をよぎりました)など興味深い展開で飽きさせません。あっという間の2時間です。


 それにしても、おそらくユダヤ資本によるナチスや親ナチス関係者への容赦ない復讐映画のようでもあり、その点とてもアメリカらしい映画でした。
 判定には納得ですが、その経過においては、映画のような一方的なキレイゴトではなく、オーストリア政府側から見れば、女性主人公も弁護士も欲の塊に見えたはずです。歴史は語り手次第です。


 劇場は狭いSCREEN6でしたが、SCREEN7同様に、前後の席の高低差が大きくて、とても観易いです。


 食事は香妃園です。深夜は満席ですが、昼は余裕があります。定番の「特製とり煮込そば」(1300円)です。これに、昔は知る人ぞ知る、今は誰でも知っている名物ポークカレーを注文したいところですが、ちょっと量が多くなるのでパスして、春巻き2本にしました。
 とあるカップルは、ポークカレー2つと注文していました。香妃園をカレー屋として使っているんだ、それもありかあと感心しながら料理を待ちました。


 中身はエビの細長い春巻きです。これも大好きなのですが、今日はエビのプリプリ感があまりなかったです。普通。会計したら1本400円、ちょっと高いです。


 そして鉄板の煮込そば、いつもながらにメチャうまです。白濁した鶏スープが胃腸に沁みわたります。取り皿に5杯、最後は卓上の辛味を混ぜたスープを飲んで締めました。うまい。満足です。



 





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「そば 俺の... 「はしご」(... »