「うどん屋 大作」(蒲田)

 
 
 

 羽田空港から日吉への移動、私は京急蒲田駅から東急蒲田駅までを歩くルートを取るのですが、なんとその途中にあの「じょんならん」で修行した人がやっているうどん屋があることを知りました。

 午後6時半頃、残念ながらお客さんは誰もいなかったのですが、「じょんならん」に似た店構え、カウンターに物腰のやわらかい店主が迎えてくれます。

 メニューはいろいろあったのですが、まずは冷たいかけうどんと天ぷらで味を確認したかったので、「天ぷらセット」(980円)にしました。ご主人に「じょんならん」が閉店したことを訊くと、そうなんですよねえとのこと、あの大将は今も横浜にいるようです。

 麺は作り置いたものがあったようですぐに提供されました。食すると、むにゅーと柔らかい弾力のある麺です。じょんならんと同じ麺、つまり香川で食べられる本物の讃岐うどんの麺でちょっとびっくりです。何となくじょんならんレベルから落ちるものをイメージしていたのですが、1年ちょっと食べていないあの麺に再会できるとは思っていませんでした。
 スープもイリコ系の透き通った旨みのある本格派、最高です。

 ちょっと遅れて揚がった天ぷらを齧って、これまたびっくり。じょんならんと同じ天ぷらの質です。ちくわ、えび、とり、大葉の4品、いい感じで揚がっています。アルバイト風の女性が揚げていて期待していなかったのですが、何でという美味しさです。

 まさかの大満足。本物の讃岐うどんと天ぷらです。

 私の後にお客さんが来てほっとしましたが、人気はどうなんでしょうか。じょんならん同様に900円前後のメニューが多いのですが、一般の方がイメージするうどんの値段からは少し高いのかもしれません。この味、質なら高くはありません。最近は通過が多かった蒲田ですが楽しみな拠点が見つかりました。





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