「ハッピーフィート2」(ワーナーマイカルシネマ港北NT)

              

 週刊新潮の映画欄で90点(=人生最高の映画の一本)と推薦されていて観てみた映画です。第一作はアカデミー賞も受賞した世界的ヒット作なんだそうですが今回初めて知りました。上映当時の2006年は娘の0~1歳の頃でエンターテインメントから最も離れた1年でした。

 とりあえずTSUTAYAで前作を借りて娘と一緒に予習です。皇帝ペンギンを主役にしたミュージカルアニメです。滅茶苦茶に面白い。ペンギン達がヒット曲を歌い踊ります。視覚的にもハラハラドキドキでテーマパークで3D系アトラクションに乗っているようです。しかも、痛烈な社会批判もあり深いです(ここは夢の世界のディズニーアニメとは違う)。

 第二作は3D、観る前からワクワクです。いつもの109シネマズ新高島は3D上映ではなかったので、センター北のワーナーマイカルシネマズにしました。こちらの方が断然近いのにこれまでどうして利用していなかったのか分かりません(帰りに中華街で食べたいとかないのであれば今後はこちらです)。ただ、ネット予約に一枚100円プラスでとられるのでこれはちょっとと考えてしまいます。

 このアニメの面白さを表現するのは難しいです。ストーリーはあまり捻りがないというかパート2なのに単純なのですが、リアルな映像、ワクワクする音楽、スピード感のある映像。とにかく楽しめます。主役の皇帝ペンギンもいいのですが、ゾウアザラシとオキアミ(小エビ)が最高。ずっと登場してほしい、ずっと観ていたかった。そのくらい愛らしいです。

 この映画はあまり知られていないのかもしれません。上映2日目の日曜日なのに15人くらいしかいませんでした。2番目に大きいシアター(350人収容)なので余計に寂しいです。映画は不況なんでしょうか。最近映画を観ていない方にこそ、この幸せな2時間を体験してもらいたいです。最高のエンターテインメントです。

 ミュージカルなのでヒット曲満載で楽しめます。第一作ではプリンスの「KISS」が印象的に使用されていました。今回のメインはクィーン(+デビッド・ボウイ)の「アンダー・プレッシャー」です。最高。「ホット・スペース」に入っていましたが、今はベストで聴いています。何枚かあるベストの中で「JEWELS」では「8.アンダープレッシャー」から「9.RADIO GA GA」の繋がりが好きです。

            


 今年は1~4月に続けて映画を観た後、観たい作品がありませんでしたが、これから「タンタンの冒険」、「リアル・スティール」と期待作が続きます。3週連続の映画となりそうです。


            

 改めて「ホット・スペース」を聴き直しましたが凄くいいです。以前はコンピューターサウンドが前面に出た異作という印象でしたが、ベースはどれもクィーンらしい楽曲ばかりです。壮大で感情に訴える力があります。リマスターではないCDですが音も凄くクリアです。気に入りました。


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