ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

サミュエル・L・ジャクソンはやっぱり怪物。:ザ・スピリット(2009)

2009-06-08 13:29:43 | 映画:SF&ファンタジー
The Spirit(2009)

「シン・シティ」「300」のフランク・ミュラー監督、超人的能力を持つヒーローと宿敵の戦いを描くウィル・アイズナー原作のクラシック・コミック「ザ・スピリット」の映画化。宿敵オクトパスには怪優サミュエル・L・ジャクソン、その手下にスカーレット・ヨハンセン。私は10点満点中3点位の評価(期待し過ぎたかも)。暗いレトロフューチャリスティックな雰囲気や映像は凝っているかもしれないけれど、中途半端で面白くない・・・なんだかもったいない映画。

死から蘇り、ほぼ不死身の体を得て街を守るヒーローとなったスピリット(ガブリエル・マクト)。街の平和を脅かす悪党オクトパスが狙うのは「ヘラクレスの血」、それを間違って盗み出した泥棒サンド(エヴァ・メンデス)はスピリットの幼馴染でした。その「ヘラクレスの血」を巡ってスピリットは自分の体の秘密を知り、オクトパスと対決する・・・

この映画、何がいけないのか?映画初頭、沼地のオクトパスとスピリットのバトル、これ見ながらすでにいやな予感。ジョークなんだか真剣なんだか分からないまま中途半端な状況が続きます。女好きのスピリットを筆頭に、濃いキャラクタ一杯だしストーリー自体が「コミック」なのだから、コメディとして徹底的にお笑いに徹してくれればよかったのに・・・。実際コミカルなシーンも多く、クローン人間のボケやナチの格好をしたサミュエルの演説のシーンとか、面白かったですし。このオクトパスに限って言えば、メイクや衣装は好きですよ。というかこの映画これしか印象が無い。


なかなか素敵でしょ。

映像に関して言えば、実写とアナログなアニメーションを組み合わせたりの遊びはあるのですが「シン・シティ」ほどの衝撃は無かったです。すべて想定内。
あの「シン・シティ」の天才フランク・ミュラーにも失敗作はある。でもサミュエル・L・ジャクソンの怪演を見るには最適!!

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2 コメント

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猫好きヒーロー (YuKKo)
2009-06-13 19:29:11
こんばんは~。

『ザ・スピリット』観てきました。
私も、スピリットとオクトパスの殴り合いを観て、この人たちは遊んでいるのだろうなっと思っておりました。
それぞれは良いのだけれど、それが全部揃うと良い訳ではないと言う印象の映画でした。

>「シン・シティ」ほどの衝撃は無かったです。
同感です。
でも、『シン・シティ』みたいに重くないので、気楽な気持ちで観られました。

結局、あの可愛い猫はなんだったのでしょうね。

TBさせて頂きます。

では、また。
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期待し過ぎたんです (ptd)
2009-06-14 16:48:04
YuKKoさん
こんにちは。

映像もきれいだし、ひとつひとつ見ていけば決して悪い映画じゃないんですけどね。
なんだか材料はいいのに今ひとつ残念!というのが印象です。

>でも、『シン・シティ』みたいに重くないので、気楽な気持ちで観られました。
そういう意味では、コメディの要素が多かったですし、
主人公も悪役も憎めないキャラでしたし。

たしかに猫がいっぱい出てきました・・・

TBありがとうございます!
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