ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

首輪と心臓。:デモンズ2001(2000)

2006-08-31 23:13:34 | 映画:カール・アーバン
写真増強しました!(9/14) 世の中A級のつもりで製作しても、不本意ながらB級と呼ばれてしまうSFやオカルトホラーが多い中、この映画「デモンズ2001」は最初から「B級」を意識して製作されたに違いない。なにしろB級の要素がテンコ盛りです。映画産業ではマイナーな国の製作(ニュージーランド!?)、出演に有名人皆無、悪魔崇拝のカルト教団、いけにえの儀式に東洋趣味、グロい怪物に生心臓。これでもかっ!のお約束オンパレードで、最初からその堂々としたB級コンセプトに、反って嬉しくなってしまいます。 . . . 本文を読む
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計算された爆発物:MUSE/BLACK HOLE & REVELATIONS(2006)

2006-08-15 14:46:48 | 音楽:オルタナティヴ、プリーズ!
英国「技能派宇宙人3人組」今回のMUSEは「戦争」をテーマにしたコンセプトアルバム。音楽的には前回より多少ポップになった感、ずしずしくる重低音の曲が少々減り、明るめのリズムが多いかな?正直もっとばりばり飛ばして、闇を覗き込むような恨めしいヴォーカルを聞かせて欲しいような気もします。 . . . 本文を読む
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この世で一番大切なもの:ミルクのお値段(2000)

2006-08-09 22:27:19 | 映画:カール・アーバン
写真増強しました!(9/14) ニュージーランド産、ミニシアター系モダン・フェアリーテール。美しい自然の中に117頭の乳牛と暮らすロブ(カール・アーバン)とルシンダ(ダニエル・カーマック)。ロブにプロポーズされたルシンダは、ふと2人の愛が永遠に続くのかどうか、不安になります。友人のアドバイスを受け、彼女はロブの愛情を確かめようとしますが、キルトとロブの大切な乳牛たちを交換してしまったことで、2人の関係は劇的に変化してしまいます。 . . . 本文を読む
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ファンタジー映画の原点:ダーク・クリスタル(1982)

2006-08-07 20:46:36 | アート:モーショングラフィックス
このダーク・クリスタルのコンセプトアートはイラストレーターのブライアン・フロウド。妖精やクリーチャーを淡い色彩で描く英国のファンタジーアートのイラストレーターです。この映画でも、キャラクターや背景など、とても不思議な架空の世界を造りあげています。最初に見た時はそのクリーチャーデザインと滑らかで自然な動き(すべて人間がオンタイムで動かしています。CGではありません。) に感動しましたが、 . . . 本文を読む
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森を巡る惑星:チャタレイ夫人の恋人(1993)

2006-08-02 20:35:51 | 映画:ショーン・ビーン
BBC製作、ジョリー・リチャードソンとショーン・ビーンの主演によるTV映画。18禁。原作は、英国の作家D.H.ローレンスによる、不道徳な内容と「過激な」性描写のために30年間発禁となったいわくつきの小説。原作は読んでいませんが、このTV映画は原作に忠実に作ってあるとしたら、今の私たちにとって決して「過激」というほどのものではありません。発禁になったのは多分「不倫」とか女性の性欲といった、当時では過激な事柄を扱った小説だったからでもあったのでしょう。 . . . 本文を読む
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理性のたがを外せ!:Kasabian/Kasabian(2004)

2006-08-02 20:14:08 | 音楽:オルタナティヴ、プリーズ!
英国レスターの不敵な面構えのインディ・ロック4人組。クール、ダーク、ワイルド&セクシー。カサビアンを4つの単語で表すとこうなります。ざらざらした投げやりなヴォーカルに、下腹直撃のビート。チープなシンセ音に絡まる重いリズムの合間に、エレクトロニカ系トランスとはまた違うプリミティブな野生が見え隠れし、ほんの少しだけ、かすかなエスニックが隠し味。 . . . 本文を読む
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