赤毛は世界を救う。：メリダとおそろしの森(2012)

メリダとおそろしの森(2012)/BRAVE

主人公の女の子が赤毛のカーリーだって点ですでにアイルランドかスコットランドの話じゃないかと推測してたんだけど、やっぱり舞台はケルティックな中世スコットランド風であった。 ピクサーの映画は今回も期待を裏切らなかった！ピクサーにはずれ無し！本編前のショートも良かったし。３DCGも今まで以上の美しさで、森のシーンや主人公メリダの髪のリアリスティックなテクスチャと立体感は３DCGはこれが現在の最高峰といういい見本。可能なら絶対3Dで見て欲しいよこれは！もうどうなってんの？この立体感は何？って感じ。

活発な王女メリダはちょっとトロいが豪傑な王としっかり者の王妃の長女。しかし王妃が領主たちの息子の１人をメリダの結婚相手に選ぶことに決めた時、王国は戦争の危機に見舞われる・・・

ピクサーが凄いのはストーリーがいつも大変よく出来ているってこと。アニメーションであることを最大に生かした笑って泣いて最後に感動する間違いなく映画として最高の水準を常にキープ。いつも後半、３分の２以降はジェットコースターみたいなノンストップはらはらドキドキな展開になるんだけど、この映画も手に汗握りました！そこに挟まる職人芸とも呼べるピンポイントのユーモアがこれまた面白過ぎる。。違うんです。面白さが違うんです。泣けるシーンでは滂沱の涙を流し、そして「プフッ」と堪えきれず声出して笑った・・・
特に中世スコットランドってことでいろいろ私的にはツボる箇所がありまして、そういう部分でも楽しめる人は面白さ２倍かなあ。王子たちのキャラクタのデザインとかね、ああいるいるこんな男！とか。でも一番面白かったのは木彫りのおばあさんですね。ぢぶりの某キャラに似てるんじゃないの・・・

ピクサーおそるべし。個人的には同時期に見たダークナイトライジングよりずっとずっと面白かった。