重油回収

2017-08-19 10:43:54 | 日記
タンカーの座礁事故等による重油流出事故に際して、浜・磯など海岸に漂着した重油を回収すること。
重油は、海鳥などの海棲動物に付着して体温や体機能を低下させ、また揮発性成分や油分そのものの摂取等によって中毒を起こすなど、さまざまな影響を及ぼす。
1997年に日本海沖でロシア船籍ナホトカ号が座礁した重油流出事故に際して、多くの人がボランティアとして回収作業に駆けつけた。そうしたイメージから、一般に重油回収といえば、地域住民や遠隔地も含めたボランティアが人力で除去するものが連想されるが、海上を漂流する重油をオイルフェンスなどを利用して拡散を防ぎ、除去することも含めていう場合もある。
回収には、全体の状況および個別の現場に関する情報が重要となる。ボランティア作業の有無、再漂着重油の回収、清掃、モニタリング作業に係るマンパワーをデータ化し、それにふさわしい回収などの対策を示すことで、効率的な回収作業がかなう。

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