ハイテク汚染

2018-12-16 10:35:52 | 日記

IC産業など時代の先端をいく産業による環境汚染。
代表的事例としては、ICの洗浄に使用されるトリクロロエチレンやテトラクロロエチレンなど有機塩素系溶剤が地下に浸透し、地下水汚染が問題となった。アメリカのシリコンバレーで、大量の有機溶剤が漏出し土壌・地下水の汚染が発覚したことが契機になった。クリーンなイメージを持つ先端技術産業からの汚染は、社会的インパクトを与えた。
日本でも、1982年より地下水汚染調査が開始された他、発がん性が疑われていたトリクロロエチレン、テトラクロロエチレンの規制に関して、1989年に化学物質審査規制法(昭48法117)に基づく第二種特定化学物質として指定され、水質汚濁防止法(昭45法138)においても有害物質として規制されることとなった。

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