エコセメント

2018-08-01 15:24:34 | 日記
都市ごみや下水汚泥の焼却灰と、石灰石など従来のセメント原料を混ぜて作ったセメント。
ごみを資源として有効利用する有力な方法の一つとして、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業として、官民共同で研究開発が行われてきた。
地方自治体などの間でエコセメントを利用するための規格化が強く要望されていたことから、2002年にエコセメントのJIS(日本工業規格)が制定された。
エコセメントは、1300℃以上という高温で焼成されるため、焼却灰に含まれるダイオキシンなどの有害物質は、分解されて無害になる。鉛などの有害金属は塩化物として回収されるため環境汚染を引き起こすことはないとされる。

フェロモン

2018-08-01 15:23:41 | 日記

動物の体外に分泌されて、同種の他個体に一定の行動や生理反応などを引き起こす物質の総称。同種の他個体を引きつける(誘引する)物質が多いことから誘引物質とも言われる。
なかでも昆虫フェロモンについては研究が進んでいる。 昆虫フェロモンは、昆虫の感覚によって感知されるにおい物質で、同種個体間の情報伝達、個体の認知、生理制御などに使われている。異性を呼び寄せる性フェロモン、危険を仲間に知らせる警戒フェロモン、仲間同士で集団をつくる集合フェロモンなど多くの物質が明らかにされている。
フェロモンは低濃度でも生物に反応を促し、しかも作用対象を限定できるため、農作物の安全な病害虫防除剤としての利用が期待されている。

慢性閉塞性肺疾患

2018-08-01 15:22:29 | 日記
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気管支の炎症や肺胞の弾力性の低下によって、肺への空気の流れが悪くなり、呼吸困難を引き起こす病気の総称。慢性気管支炎、慢性肺気腫、気管支ぜんそくなどがこれにあたる。
 原因の8?9割を喫煙が占めるため、別名「タバコ病」とも呼ばれるが、受動喫煙、環境汚染、職業上の環境の塵埃(建築現場、鉱山、化学工場など)が原因の場合もある。
 『気管支炎』や『肺気腫』のうち、「一秒率」70%以下で、数カ月以上にわたって可逆性に乏しい気道閉塞が認められる状態をCOPDとしている。
 初期症状として咳や痰が出るため風邪や喘息と間違われることが多く、遅れて息切れなどの症状が出るが、ゆっくりと慢性的に進行するため重度の呼吸困難に陥るまで気づかないことがある。
 なお「一秒率」は肺活量の測定器で測定しながら呼出し、全肺活量に対して始めの1秒間に呼出される割合のことで、肺機能の重要な指標のひとつ。