化学物質過敏症

2018-07-22 10:05:49 | 日記
中毒またはアレルギー(免疫毒性)といった従来の毒性学では説明不可能な、微量な特定の化学物質に対して反応する、化学物質に過敏状態の患者の存在が確認され、こうした病態を国際的には多種化学物質過敏状態(MCS:Multiple Chemical Sensitivity)、日本では化学物質過敏症と一般的に呼んでいる。その症状は、粘膜刺激症状、皮膚炎、気管支炎、喘息、循環器症状、消化器症状、自律神経障害、神経症状など多くの器官・臓器にわたる。こうした病態の存在を巡っては国際的にも否定的見解と肯定的見解があって、決定的な病態解明には至っていない。

汚泥

2018-07-22 10:04:11 | 日記
一般には、水中の浮遊物質が沈殿または浮上して泥状になったものをいう。日本の産業廃棄物の中でもっとも多く、2003年度の産業廃棄物約4億1000万トンのうち約1億8000万トン(46%)を占めた。下水汚泥、浄化槽汚泥、し尿処理汚泥、有機物質汚染排水処理のための活性汚泥処理汚泥などの有機性汚泥は排水処理に伴う微生物の死骸の団塊である。土木工事現場や浄水場、鉱山や金属メッキ工場などから出る廃汚水からの汚泥は無機質のみの汚泥である。建設汚泥は、とりわけ含水率が高く取り扱いにくい。無機汚泥の大部分を占め、年間800万トン(2002年度)に達する。無機汚泥は固化材を加えて脱水するが、水銀、クロム、ニッケル、亜鉛などの金属を含む無機汚泥は、再利用可能な資源として捉らえ直される気運が生じている。
有機汚泥は、生産過程で生じた動植物の残滓や老廃物、家畜排泄物などからなる泥状のものであり、生産工場や動物の飼育場から発生する。し尿処理汚泥は一般廃棄物である。

生分解性プラスチック

2018-07-22 10:00:20 | 日記
の中に埋めると微生物によって水と二酸化炭素に分解されるプラスチック。トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモなどのでんぷんを発酵させてできるポリ乳酸から作られる。通常のプラスチックと比べ、石油資源を節約でき、廃棄時の環境負荷が少ないという利点がある。近年まで、採用例は窓付き封筒の窓枠部分のフィルムなど一部製品に限られていたが、技術開発の進展や原料価格の低下などにより利用が拡大。パソコンの外装部分など電気製品にも使われるようになっている。