バードストライク

2018-07-20 15:09:51 | 日記
 「バードストライク」は、野鳥が人工物等に衝突して死傷する問題を取り扱う際の用語。高速道路等での自動車との衝突、空港周辺での飛行機エンジンへの吸い込みあるいは建築物の窓ガラスへの衝突などが問題にされてきた。
 近年、地球温暖化対策の一環として、自然エネルギーである風力発電施設の設置が進展することに伴い、風車の回転翼でのバードストライクも注目されるようになった。
 初期の大規模ウインドファームとして設置された米国カリフォルニア州アルタモント峠では、設置場所が猛禽類の生息地と重なり多数のバードストライクが発生した。日本でも、猛禽類等の衝突死が報告されており、渡り鳥や猛禽類により頻繁に利用される環境と風力発電適地との関係の調査、アセスメント等の事前調査や事後モニタリングの必要性が叫ばれている。いずれのケースのバードストライクにおいても、防止策・緩和策の検討にあたっては、野鳥の繁殖・渡り・採餌等の行動や習性等に関する調査研究の充実が望まれる。

太陽電池

2018-07-20 15:08:26 | 日記
光を電気信号に変換する光電素子を利用し、太陽光が当たったとき発生する電力を、エネルギー源として使用できるようにした電池。
現在実用化されているシリコンを用いた太陽電池は、照射された太陽エネルギーの15%を利用することができる。研究レベルでの開発の取り組みが進められてきたが、エネルギーの不足が心配されている今日、クリーンエネルギーとして、一般の電力源としての実用化が待たれている。
太陽電池の基本的な最小単位として、電極化された半導体をセルといい、実用電力を得るようにセルを配列し、パッケージ化されたものをモジュールという単位で数える事にしている。

堆肥

2018-07-20 15:07:05 | 日記
落ち葉などを自然に腐敗発酵させて作った肥料のこと。
有機質は適当な湿度と温度、空気(酸素)があると好気性微生物の作用によって発酵分解して植物などに吸収されやすい状態になる。そうした自然界の法則を利用して、作物の残滓・落葉・枝・野草・厨芥などを農地の片隅に積み上げ、腐敗醗酵させて得られた有機肥料は、耕作農家にとっては貴重な自給肥料となった。
肥料成分は一定していないが、厩肥とともに古くから使われてきた肥料のひとつで、播種や移植前に元肥として施す。
堆肥は、土壌を柔らかくし土壌中の微生物の活動を活発にするため、有機農業には必須で、土壌改良剤としての効果が大きく、化学肥料に較べて地力を維持培養する点で優れ、地下水を汚染することも少ない。
最近では生ごみを発酵させて堆肥にする技術が注目されている。