重金属

2018-07-08 10:32:29 | 日記
アルミなどの軽金属に対し、金、白金、銀、水銀、クロム、カドミウム、鉛、鉄など、比重が4?5以上の金属を重金属という。
重金属は毒性が強いものが多く、それらは微量であっても繰り返し摂取した場合、体内で蓄積され、人体に有害である。公害病として知られている水俣病は有機水銀中毒、また、イタイイタイ病はカドミウム中毒が原因である。
日本では、昭和40年代から重金属や有害化学物質については、環境基準の健康項目の対象として水質測定及び排水規制が実施されてきた。

宝石サンゴ

2018-07-08 10:31:22 | 日記
 宝石として使われる、樹枝状の群体をつくるサンゴ。石灰質の緻密な骨格をつくる。刺胞動物門花虫綱八方サンゴ亜綱ヤギ目サンゴ科に属するアカサンゴ、シロサンゴ、モモイロサンゴなどがある。
 深海に生息し、褐虫藻と共生せず、サンゴ礁をつくらない。相模湾以南の日本近海ではかつて年20トン採捕されたが、近年は激減して2トン程度。資源量は乱獲により激減したとみられるが、資源量も把握されてはいない。中国・台湾の沖合などでも産するが、これも激減してると推測される。
 中国では国家一級重点保護動物として禁漁にし、ワシントン条約付属書IIIにも載せている。台湾でも厳しい規制がある。
 日本では県ごとに漁業調整規則のもとに採捕のルールを定めているが、国としての規制はない。欧米からはワシントン条約付属書IIに載せるべきだと提起されたが、日本の反対で否決された。
 2014年晩秋には中国からとみられる大量の密漁船が小笠原近海に押し寄せ、密漁対策強化の法改正がなされた。

慢性気管支炎

2018-07-08 10:29:24 | 日記
特別な病巣のない状態で慢性、または持続性のせきを伴う痰が少なくとも3カ月間ほとんど毎日、2年以上続く気管支の病気。
 加齢、体質、既往病などにより気道粘膜の防御機構が低下する内的要因と、喫煙、大気汚染、粉じんの吸入などの外的要因とが絡み合い発症する。特に高齢者の男性に多い。
 冬季を中心に発症するが、症状が進行すると、1年中痰を伴うせきがでる。細菌に感染して粘膜がただれると血痰が出ることがあり、さらに症状が進行すると滞留する痰のために息切れしやすくなる。公害健康被害補償法(1973)で大気系の公害病の認定要件の一つとされている。