ベントス

2017-09-29 14:51:23 | 日記
底生生物(水域の生物のうち、水底を這い回ったり、穴をあけたり、また、水底や壁面に付着するような生物)のこと。語源はギリシア語で「海底」という意味の言葉。
ベントスには、付着藻類、カイメン、フジツボ、貝類、ゴカイ、ヒトデなどのほか、ヒラメやハゼ類などの底生魚類を含む。食物連鎖では、消費者としての役割のほか、付着藻類は生産者として、ゴカイ類などは分解者としての役割を担う。最近では干潟などにおけるゴカイ類やアサリなどの二枚貝類のもつ水質浄化作用も注目されている。


汚泥

2017-09-29 14:50:24 | 日記
一般には、水中の浮遊物質が沈殿または浮上して泥状になったものをいう。日本の産業廃棄物の中でもっとも多く、2003年度の産業廃棄物約4億1000万トンのうち約1億8000万トン(46%)を占めた。下水汚泥、浄化槽汚泥、し尿処理汚泥、有機物質汚染排水処理のための活性汚泥処理汚泥などの有機性汚泥は排水処理に伴う微生物の死骸の団塊である。土木工事現場や浄水場、鉱山や金属メッキ工場などから出る廃汚水からの汚泥は無機質のみの汚泥である。建設汚泥は、とりわけ含水率が高く取り扱いにくい。無機汚泥の大部分を占め、年間800万トン(2002年度)に達する。無機汚泥は固化材を加えて脱水するが、水銀、クロム、ニッケル、亜鉛などの金属を含む無機汚泥は、再利用可能な資源として捉らえ直される気運が生じている。
有機汚泥は、生産過程で生じた動植物の残滓や老廃物、家畜排泄物などからなる泥状のものであり、生産工場や動物の飼育場から発生する。し尿処理汚泥は一般廃棄物である。


航空機騒音

2017-09-29 14:49:24 | 日記


航空機の運行に伴って発生する騒音。昭和30年代後半から航空機のジェット化が進展したことに伴い、空港周辺において問題が顕在化した。ことに、空港周辺の市街地化が進行していた大阪国際空港(伊丹空港)において、地域住民が損害賠償と夜間における航空機の離着陸の差し止めを求める訴訟をおこし、大きな社会問題となった。
1983年には航空機騒音に係る環境基準が設定され、飛行機の低騒音化、飛行経路の改善、空港周辺の緩衝緑地帯の設置、民家の移転、民家防音工事等の対策が実施されている。なお、航空機騒音の問題は、民間飛行場周辺だけでなく自衛隊や在日米軍の飛行場周辺でも発生している。