アグリビジネス

2017-09-16 11:01:43 | 日記
農林水産・食品関係の産業のこと。種苗、種畜、飼料、肥料、薬品、農業用施設・装置などの農業用資材のほか、農産物や食品の貯蔵、加工、流通など幅広い分野が含まれる。最近では、ITやバイオテクノロジーによる高付加価値農業と地域発展に関連して「アグリビジネス」が使用されることが多い。日本では、機械技術研究開発とその実用化・産業化のための産学官の連携による取り組みを促進するため、2004年10月には農林水産省により「第1回アグリビジネス創出フェア」も開催されている。地球環境問題の中でも特に生物多様性や森林の分野においては、途上国でグローバル企業などが進めるアグリビジネスによるモノカルチャーや遺伝子組み換え生物・食品(LMO/GMO)がおよぼす地域固有の生物や地域社会経済への影響などが懸念されている。

石炭ガス化複合発電

2017-09-16 11:00:29 | 日記

従来の石炭火力発電は、石炭を燃焼して高圧高温の蒸気をつくり蒸気タービンを回して発電するものだが、石炭ガス化複合発電では石炭をガス化してガスタービンで発電し、その排ガスで蒸気をつくって蒸気タービンでも発電を行う。
燃料を2段階で利用するため熱効率が大幅にアップする。日本では1990年福島県いわき市に電力会社、電源開発、電力中央研究所が共同でパイロットプラントを完成させ1991年度より運転し、96年に成功裏で終了した。現在は商用化の最終段階として、電力共同で株式会社クリーンコールパワー研究所を2001年6月に設立し、250MW級実証機計画を開始した。
このプロセスでは43%の発電効率を目標としており、従来方式より13%高い。このプロセスによると二酸化炭素の排出量は12%削滅することができる。

フェロモン

2017-09-16 10:58:12 | 日記
動物の体外に分泌されて、同種の他個体に一定の行動や生理反応などを引き起こす物質の総称。同種の他個体を引きつける(誘引する)物質が多いことから誘引物質とも言われる。
なかでも昆虫フェロモンについては研究が進んでいる。 昆虫フェロモンは、昆虫の感覚によって感知されるにおい物質で、同種個体間の情報伝達、個体の認知、生理制御などに使われている。異性を呼び寄せる性フェロモン、危険を仲間に知らせる警戒フェロモン、仲間同士で集団をつくる集合フェロモンなど多くの物質が明らかにされている。
フェロモンは低濃度でも生物に反応を促し、しかも作用対象を限定できるため、農作物の安全な病害虫防除剤としての利用が期待されている。