花粉症

2017-01-11 16:07:34 | 日記
花粉に対するアレルギーによっておこる鼻炎や眼の症状である。原因となる花粉が発生する時に一致して発生する。症状は、クシャミ、水性鼻汁、鼻塞、眼のかゆみ、流涙の他、場合によっては頭痛、全身倦怠等の症状も現れることもある。
歴史的には、古代ローマの記録にも同様の症状が記録されており、19世紀末に、これらの症状が花粉によって起きることが解明された。日本における研究では、1960年に、ブタクサ花粉症について研究発表がなされたのが最初で、その後、1964年にはスギ花花粉症等が報告され、多くの花粉が関係していることが知られるようになった。
近年、日本では、花粉症の患者数は極めて多く国民病とまで言われるようになっている。原因となる花粉は、春季に飛散するスギ、ヒノキ等、秋季に飛散するブタクサ、セイタカアワダチソウ等がある。ことに、スギは、第2次世界大戦後、荒廃した山野に盛んに植林したスギが成長し、今や大量の花粉を飛散するようになり、大きな影響を及ぼしている。
花粉症の発症については、大気汚染も関係するとも言われており、特に、ディーゼル排出微粒子等の粒子状物質が鼻粘膜に影響を与え、花粉の体内への侵入を容易にしている可能性が高いと言われている。
また、人の体内からカイチュウ等の寄生虫を徹底駆除したために免疫力が低下して多発したとの説もある。

遮水シート

2017-01-11 16:05:00 | 日記
管理型処分場では、堆積したごみから重金属や有機溶剤などの有害物質を含む汚水が地中に漏出して、周辺の地下水を汚染することを防ぐために、遮水能力のあるシートを埋立地の側面や底面に敷く。シートの遮水材料は、合成樹脂系、合成ゴム系およびアスファルト系の物質である。
 廃棄物処理法(1970)の1991年改正により、1.5mm厚のゴムシート1枚を敷くことになったが、この時以後、現場では、シートが破断しないよう、坑の側壁・埋立て法面の下側にマットレス・畳・蒲団・毛布などの粗大ごみを当ててブルドーザーの衝撃を緩和する工夫をしていた。
 その後、1997年には設置基準が変更されて、ゴムシートは2枚(間に不織布/フェルト代用を一枚挟み込む)になっている。

風力発電

2017-01-11 15:55:31 | 日記
風力で風車を回し、その回転運動を発電機に伝えて電気を起こすシステム。回転軸が水平のプロペラ型と垂直のダリウス型等がある。風力エネルギーは無尽蔵でクリーンだが、気象によって変化が大きいため、他の電力との併用が必要。
欧米では、風通しのいい場所に多数の風力発電装置を並べる「ウインド・ファーム」方式と呼ばれる大規模なものが多いが、日本では、山岳地の山小屋に設置された小規模なものから、1基単独のもの、大規模な発電システムとして設置されたものまで、態様は様々(2002年度末現在で、小規模なものを除いて576基、発電量46.3万kw)。地球温暖化対策推進大綱(1992年3月)では、2010年までに、300万kWの風力発電導入を見込んでいる。
国産のクリーンということで温暖化対策等には効果があるものの、一方で、景観や野鳥など野生生物への影響、また、騒音などの問題があるため、自然公園内での設置をめぐって議論が分かれたが、環境省は、国立・国定公園特別地域内での風力発電施設の設置審査基準を示す自然公園法施行規則の改正を行い(2004年4月)、次のようにその取り扱いを明らかにした。