アジュバント

2017-01-19 15:02:49 | 日記
アジュバントは、ワクチン投与において免疫力を高めるために添加される物質。日本語に訳して「補助剤」と言われることもある。
 1920年代にミョウバン(アルミニュウム塩)をジフテリアや破傷風のワクチンに添加されたのがはじまりといわれている。今日では日本でも、百日咳、肝炎、肺炎球菌や子宮頸がんワクチンにも使用されている。
 アジュバントはそれ自体が免疫力を高めるのではなく、組織を損傷させ組織や白血球からDNAを放出させ、それがタンパク質と結合して作用が発揮される。即ちアジュバントは、組織傷害性(毒性)と免疫力増強性を合わせ持つことになる。従って毒性が強く出ると、血圧の低下によるショック状態を引き起こすことになる。また、最近認可された子宮頸がんワクチン(HPV: ヒブワクチン)でも、その副作用が問題になっている。
 一方、アレルギー反応においてディーゼル排ガスの微粒子が抗体酸性を高めるといわれていがこのような場合もアジュバント作用と呼ばれている。
 また、がん治療において再発防止のために行われる化学療法のことをアジュバント療法(補助治療)と呼んでいる。

水素自動車

2017-01-19 15:01:26 | 日記
水素を燃料にして走る自動車。水素燃料は炭素を含まないため、燃焼しても二酸化炭素、一酸化炭素、炭化水素が発生しない。
現状では、水素を大量に製造する技術、貯蔵の技術の開発が課題となっている。水素の貯蔵方法としては、高圧水素、液化水素、水素吸蔵合金が考えられているが、安全性の面からは、液体水素や水素吸蔵合金が有利といわれている。
太陽、地熱、風力などで発電した電力を使い海水の電気分解により大量に水素が製造できれば、地球環境保全の面で理想的な燃料といえる。

液状化

2017-01-19 14:59:59 | 日記
水で飽和された砂や土などが地震によって強い刺激を受けることにより、砂や石の粒子が水中に漂っている状態になること。固体としての性質から液体としての性質を持つようになる。
この液体のようになった地盤は、建築物を支えることができなくなり、重いビルなどは土の中に沈み込み、軽いものは逆に浮き上がって倒壊してしまったりなどの被害をもたらす。
このような状況を防ぐ方法には、地盤を固める、地層中の水分が排水されやすいようにするなどがある。