廃油

2016-11-22 15:34:48 | 日記
潤滑油系、絶縁油系、洗浄油系および切削油系の廃油類、廃溶剤類およびタール・ピッチ類などの建設廃棄物を含み、すべての産業から排出される使用済みの油を指す。
硫酸ピッチやタンクスラッジは、それぞれ廃油と廃酸の混合物、廃油と汚泥の混合物として取り扱う。揮発油類・灯油類、軽油類の燃えやすい(引火点70℃未満の)廃油は、特別管理産業廃棄物であり、焼却や中和などの中間処理の後、固形物は埋め立てられる。一方、PCBを含む廃油は、特定有害廃棄物である。
廃有機溶剤を含むものは、急性毒性・発癌性その他の健康被害をもたらすおそれがあるが、根本的な規制は進んでいない。通常は、焼却または吸着処理が行なわれる。
事業系廃食用油は、回収ルートが確立しており、精製後諸原料として利用されるほか、軽油代替燃料の生成が始まっている。プラスチックまたは油泥・塗料かす等の廃油系で発熱量の高い廃棄物の焼却には、ロータリーキルンや固定床炉が用いられ、固形または液状で発熱量が少ない廃油は、流動床炉で焼却処分される。

建設廃棄物

2016-11-22 15:33:32 | 日記
建設工事に伴う副次的に得られる建設副産物から建設発生土やそのまま原材料として利用できる再生資源を除いたもの。
工作物の建設工事や解体工事に伴って発生する各種廃棄物の総称。2002年度は、8,300万トンで、産業廃棄物の20%強を占める。コンクリート塊、アスファルトコンクリート塊、建設発生木材、建設汚泥、建設混合廃棄物などが主たる内容である。
その他には、飛散性アスベスト廃棄物、廃PCB(旧式蛍光灯安定器)、引火性廃油などの特別管理産業廃棄物があり、現場事務所で発生する生ごみや廃食品容器包装、新聞雑誌などの雑芥やそれらの焼却残渣も含まれる。
建設廃棄物は、産業廃棄物のうち、最終処分量で約30%、不法投棄量で約60%を占める。2003年度には、岐阜市において約50万トンの建設廃棄物の不法投棄が明るみに出たために、不法投棄の約92%を占めた。
建設リサイクル法(2000)は、建設廃棄物(同法では「建設資材廃棄物」と定義している)のリサイクルを促進するために、一定規模以上の建設工事の発注・受注者に分別解体、再資源化等を義務づけている。

DNA

2016-11-22 15:31:49 | 日記
 生物の細胞内にあって、遺伝情報を記録しているひも状の物質。核酸の一種であり、遺伝子の本体。デオキシリボ核酸というが、一般的には英語表記を略して「DNA(ディーエヌエー)」と呼ばれる。
 遺伝情報をRNA(リボ核酸)として持っているRNAウイルスを除くすべての生物の細胞内に存在する。
 DNAは通常、4種類の塩基(A・G・C・T)の配列によって構成されるポリヌクレオチドの2本鎖が対合して、「二重らせん構造」をとる。さらにこれが折りたたまれて、「染色体」を構成している。

 DNAには、生物の形質(各個体のもつ様々な性質)に関わる基本情報(これを遺伝子という)が記録されており、DNAの情報をもとに読み取られるアミノ酸配列によってさまざまなタンパク質が合成され、機能発現する。こうした生合成の連鎖は全生物に共通「セントラルドグマ」と呼ばれる。それとともに、DNAは細胞分裂の際に複製されて親細胞から子細胞ることによって、遺伝情報が親から子に伝わる。