トリフェニルスズ化合物

2016-04-02 10:41:32 | 日記
スズ原子に3つのフェニル基(ベンゼンの水素1個をスズと置換した構造)が結合した化合物の総称で、防黴剤、防汚剤、農業用殺菌剤などの用途がある。
トリフェニルスズ脂肪酸塩など7物質が、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(1973)の第二種特定化学物質に指定されている。また、トリフェニルスズは環境ホルモンとしての疑いが持たれている。
なお、化学物質審査規制法以外の法令等による規制では、水質汚濁防止法(1971)の要調査項目として、毒物劇物取締法(1950)における劇物として規制され、廃棄物処理法(1970)においても有機塩素系化合物として規制される可能性がある。

ソーラーパネル

2016-04-02 10:37:36 | 日記
任意の数の太陽電池からなるモジュールを連結したものである。
太陽電池は、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する半導体である。この半導体に光があたると、電子(-)と正孔(+)の対が生まれ、(-)はN型へ、(+)はP型へ引き寄せられる。
太陽電池から直接電気機器に接続して使うことも可能。太陽の光は常に変動しているので一定の電力を供給することは無理があるためバッテリーなどに蓄えて使うことが一般的である。
ソーラーパネル表面に一定の光があたれば電気を作り出してくれ、作られた電気は無公害、クリーンエネルギーのうえ太陽(光)があるかぎり無限に供給することも可能とされているが、ソーラーパネル自体の耐用年数を考慮しなければいけない。

ディーゼル排気微粒子

2016-04-02 10:36:07 | 日記
ディーゼルエンジンから排出される微粒子で、DEPとも略称される。「ディーゼル排気粒子」と呼ばれることもある。ベンツピレンなどの発ガン性物質が含まれ、それに加えてぜん息などのアレルギー疾患との関係も指摘されている。炭素と灰分から成る固体粒子の集合であり、未燃燃料、潤滑油、不完全燃焼生成物、熱分解生成物などが含まれる。また、燃料中の硫黄分の一部がSO3まで酸化して硫酸や硫酸塩の形で粒子状物質の中に存在している。その質量の大部分は粒径0.1~0.3μmの範囲にある。
2002年3月の「ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会平成13年度報告」によれば、健康リスクの評価のまとめとして、「これまでの知見を総合的に判断して、ディーゼル排気微粒子の人に対する発がん性は強く示唆されていると考える。」と結論づけられている。