消音器

2016-03-02 14:42:15 | 日記
騒音を低減するための装置。主にエンジンや送風機等の吸排気装置に装着される。
 特に自動車やバイクの消音器(マフラー)は交換することにより不適切なマフラーを装着し大きな騒音をまき散らす事例がみられる。このため平成20年に規制の強化が図られ適合消音器識別表示があるマフラーか、加速走行騒音レベルが82dB(バイクは79dB)以下のものでないと車検に合格しなくなった。また、平成22年からは交換用マフラーの認証制度が導入された。
 性能確認済表示のあるマフラーは、車検において基準にて適合するものとして取り扱われる。

フッ素処理

2016-03-02 14:41:17 | 日記
フッ素は、半導体製造において、主にHFやNH4 Fの形でシリコンウエハの洗浄液やシリコン酸化膜のエッチング剤として使用されている。そのため大量使用されたフッ素(フッ化物イオン)含有廃液を処理するために、一般にCaF2処理法で1次処理し(フッ素濃度で15mg/l以下)、高次処理としてAl(OH)3ゲルで吸着処理し(5mg/l以下)、さらにイオン交換樹脂で1mg/l以下にしている。
しかし低濃度処理に伴うコスト高が問題点であり、また吸着・再生処理後の再生液処理法の検討が必要となる。
凝集沈殿した場合発生する汚泥は、凝集剤や水分を含みフッ素濃度が高く、多大な環境負荷となる。このため汚泥処理コストは大きな負担となり、汚泥発生量を最小限とする処理技術が待望される。また、最近ではクローズド化や汚泥の再利用がコスト削減、環境配慮の面で必須となっている。

水俣病

2016-03-02 14:40:10 | 日記
1956年に熊本県水俣湾周辺の住民に発生が報告された、手足の感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄などを主症状とする中毒性の中枢神経系疾患。
 チッソ水俣工場のアセトアルデヒド製造工程で使っていた無機水銀の触媒から生じた微量のメチル水銀が工業排水として水俣湾に排出され、生物濃縮を経て魚介類中にメチル水銀が蓄積し、それを大量に食べることによって発生した公害病である。
 メチル水銀中毒の母親から胎盤を経由してメチル水銀が胎児へ移行し、言語知能発育障害、嚥下障害、運動機能障害を示す子供もみられた。これを先天性水俣病という。