臭気頻度

2015-02-12 15:04:27 | 日記
においを感じる頻度を評価するもので、『臭気強度』、臭いの『快不快度』などの評価が短期間評価であるのに対して、臭気頻度はにおいの長期間評価に適する。「いつでもにおわない(0)」、「たまににおう・月に1回程度(1)」、「ときどきにおう・週に1回程度(2)」、「しょっちゅうにおう・日に1回程度(3)」、「いつでもにおっている(4)」の5段階に評価することができるとされている。

六価クロム

2015-02-12 14:59:44 | 日記
クロムは銀白色の光沢のある耐食性、耐熱性、耐摩耗性に優れた金属で、ステンレス鋼の重要成分として利用される。
一方、無機のクロムは幾つかの酸化数を取りうるが、通常は3価が最も安定である。また、6価のクロム(六価クロム)は強い酸化剤で金属メッキ、皮なめし、顔料などで広く用いられてきた。近年は、六価クロムの人体影響を考慮して使用規制されるようになり、代替製品や代替処理法の開発が進んでいる。
クロムは多くの生物にとって必須元素と考えられているが、六価クロムは主に職業性の経気道曝露により人にクロム潰瘍、鼻中隔穿孔、感作性皮膚炎、肺がんなどを引き起こすことが知られている。
1973年3月、東京の地下鉄工事中に化学工場の跡地から六価クロム化合物を含む鉱滓が発見され、六価クロムによる土壌汚染問題が大きな社会問題となった。六価クロムによる環境汚染を防止するため、水及び土壌の環境基準の他、水質汚濁防止法(1970)の排水基準が設定されている。

垂直分布

2015-02-12 14:58:44 | 日記
生態学において、標高や水深によって生息・生育する種が交替する現象もしくは状態を指す。山地斜面(標高)や水界(水深)、林内(樹高)など様々な環境やレベルにおいて観察される。垂直方向に生じる環境の変化に対して種が競合した結果、生じるものと考えられている。
身近な例で、もっともわかりやすいもののひとつに、山地植生および生態系の垂直分布がある。標高に伴う気温の変化などによる植生の変化と、それに対応した種間の関係などによって形成される。また、昆虫などが森林の林冠部と地上で異なる種の分布を示すといった局所的なレベルにおいても垂直分布は形成される。