いつもの小川沿いの道で、向うから雉猫が小さく鳴きながら小走りして来ました。近くなると足も尻尾もせいぜい伸ばして前をゆっくり横切りました。そう、触ってほしい。私は手を汚したくないのです。きれいな猫だけど念のために。顔を近づけるとやはりびくびくしているので、今日は触りました。たいていのものには触れなくても済む小指を鼻の先へ。本当は両手全体で撫でてやりたいのです。急がないと次のぎりぎり電車になってしまう。きのうはもうひとつ早い電車で行ったのですが、今日はなかなか来ないなと猫が近くまで来てくれたみたいです。またあしたね。これから寒くなるから猫もあまり外に出なくなるかもしれないなと思っていたところ。駅に向かう自分の顔がにこにこしているのに気づきました。
以上を書いて2日後、いつになく遅く出たら、猫はかなり近くまで来ていました。いつものようにややおびえた鳴き方。手を伸ばすとびくびくしています。それなのに触ってほしくて、構われたいのです。猫に待ち伏せされるってなんとなくしあわせ。
以上を書いて2日後、いつになく遅く出たら、猫はかなり近くまで来ていました。いつものようにややおびえた鳴き方。手を伸ばすとびくびくしています。それなのに触ってほしくて、構われたいのです。猫に待ち伏せされるってなんとなくしあわせ。