いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

但東暮らし367〜鋸鎌と痛み止め〜

2023-06-10 23:50:00 | 但東暮らし
裏庭の温室前の小さな池には、毎年カエルの皆さんが集っておられるのだが、今年も来ておられる。水撒き用のシャワーを池に突っ込んでオーバーフローさせてても、逃げもせずくつろいでおられる。


 


可愛い。



相変わらず痛み止めを飲んでいるのだが、効いているのかどうかよくわからんので、きょうの昼の分から飲むのをやめてみた。案の定、飲んでても飲んでなくても、痛さはさほど変わらない。何なんだろうな、これは。

ということで、痛み止めより痛みが止まる庭仕事をすることに。ただ作業の手を止めて意識が痛みに向くとすぐ痛いので、痛みを止めておくにはずーっと作業を続けなくてはいけない。無理やん、それ。



きょうは、ドクダミが茂りすぎて、フジバカマがどこにあるのかわからなくなっているこの辺りを鋸鎌で刈ることにした。鋸鎌はザクザク刈れるので気持ちいい。

乳癌の手術をする際に、乳房を温存すると、土日以外の週5日、5週間にわたって、放射線治療に通わなくてはいけないと知って、車で片道40分送迎してくれる夫の負担も考えて、温存ではなく全摘を選んだ。

ところが、手術時に同時に摘出してもらった左乳房の嚢胞内にも癌(こちらは右よりもさらに小さくて、ステージ0)が見つかり、結局左乳房は温存しましたみたいな形になって、避けたはずの放射線治療を受けることになってしまった。なんてこった。

まだ2回しか受けていないけれど、プールか海水浴の帰りみたいに身体がだるくなる。もっとも、朝にホルモン療法の薬も飲んでいるので、どっちのせいなのかはわからない。

しかも台の上に寝た状態で両手を頭の上にあげて、じーっとしていなくてはいけない。それがなんというか、私は左肩が五十肩。68歳だが五十肩なのだ。

乳房全摘した右側は普通に手をあげられて、放射線治療中も楽勝なのだが、左は「拷問か?」という感じになる。放射線科の方は皆さんとても親切なので、何度も「大丈夫ですか」と聞いてくださる。なので、なんとか耐える。

さらに、上半身には黒いインクか何かで、いっぱい黒々と線が書かれている。放射線を照射するためのマーキングなのだが、私が動くものだから書き直しになって、並行に書かれた線の1本にはマル、もう1本にはバツが書かれていたりして、何というのか、人造人間というよりは安物の人体模型っぽい。

「タオルに石鹸つけてゴシゴシ擦ったら線が消えてしまうので、泡のボディソープとかでそーっと洗うように」と指示があり、デコレーションケーキのクリームみたいな泡のボディソープで、そーっとそーっと洗ったのに線が消えた。うわぁ〜っと思ったが、想定内のことで書き直すから大丈夫だと言われホッとする。

私は1年中着ているものがほぼ同じ感じだったのだが、さすがに痛くて下着も長袖Tシャツも上の服も、前開きのゆったりしたものに変えた。

エアリズムのタートルネックの長袖シャツも、大好きなグラニフのワンピも、締め付けられる気がして着られない。たぶん私が痩せれば大丈夫なのかもしれないが、食べている間は痛くないのでダイエットは無理。

7月半ばまで延々と通院が続く。母が入所している施設の相談員さんに連絡して、母のこれからのことをどうするか決めなくてはいけない。母には私の病気や手術のことを話していないので、「いつ帰れるのかな」的な電話がかかってくる。知らないのだから仕方ないのだが、これがかなり精神的にこたえる。電話がかかってくるたびに気分が落ちる。



大きなゴミ袋3つ分の草を刈った。鋸鎌、最強。作業している間は、痛みだけではなく他のいろいろなことも考えなくてすむ。

明日も天気なら庭仕事をやろう。



これはアンネの薔薇かな? とても優しい色。ちょっと泣けるくらい。

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