現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

直島旅行記(屋外作品)

2005-12-24 | アート感想@遠征
前の記事の続き。

朝起きると、前日のハッキリしない天気とはうって変わり、気持ちの良い青空が広がっていた。残しておいた稲荷寿司を食べ、サービスのドリップコーヒーを飲んでから、朝の美術館へ。

CHINATSUさんのように安田侃の《天秘》で朝の光を浴びようと思ったけど、屋外は寒過ぎて一瞬で退散。もうちょっと暖かくなってからの方が良いみたい。

チェックアウトを済ませ、バスの時間まで屋外作品を観て回る。冒頭の写真はベネッセハウス前通路の折り返し位置で撮影したもの。手前が蔡国強の《文化大混浴》。その奥の砂浜にある黄色と黒のボートがジェニファー・バートレットの《黄色と黒のボート》(拡大画像)で、館内の絵画+立体の作品に対応したもの。さらにその向こうには地中美術館が見える。

屋外作品で私のお気に入りはウォルター・デ・マリアの《Seen/Unseen Known/Unkown》。これは地中美術館の作品の元になった作品で、海を見下ろすコンクリート打ちっ放しの小さな部屋に、巨大な球体が二つ鎮座している。部屋の両端には金色の柱列もあって、まさに《タイム・タイムレス・ノー/タイム》のミニ版といった感じ。

写真は、チャーター船の船着き場からシーサイドパーク方面を写したもの。左のほうに見える建築中の建物は、来年オープン予定のベネッセハウス新館。この工事のために、ダン・グラハムの《平面によって2分割された円筒》などの3作品が見られなくて残念。右のほうに見えるのは草間彌生の《南瓜》(拡大画像)。

次の記事に続く。


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